もしかして「報告書恐怖症」になっていませんか? 「うーん、これは報告書じゃなくて感想文だね」 「もう少し具体的に」 「あと一歩踏み込んで」 上司からの度重なる書き直し指示に、頭を抱える新入
報告事項:〇〇エリア店舗にて、下記の業務を行った。 ・新製品〇〇の紹介および実演 ・キャンペーンの提案 ・店頭ディスプレイや販促コーナー作成の依頼. そして、それぞれのスタッフが出したヒヤリ・ハットをできるだけ大量に集めて分析することで、はじめて問題点が洗い出されます。同じ時間帯に同じような事例がたくさんあるなら、対策が必要です。もしかしたら、教育やマニュアルの見直しが必要かもしれません。似たようなヒヤリ・ハットがたくさん出てくる、同じようなヒヤリ・ハットがなくならない、といった場合は、そこに危険が潜んでいる可能性があります。介護職員の研修会では、しばしば「ヒヤリ・ハットを防ぐ方法は?」との質問が挙がります。しかしこうした質問自体が、ヒヤリ・ハットのとらえ方を間違えているのです。ヒヤリ・ハットは事故ではないので、そもそも防ぐ必要はありません。むしろ、たくさん発見したほうが、事故につながる危険を見極めることができるといえます。この時、役立つのがスタッフが体験した「ヒヤリ・ハット」です。ヒヤリ・ハットとはご存じの通り、事故には至らなかったものの、ヒヤリ、またはハッとしたエピソードのことです。ヒヤリ・ハットと事故報告書の違いも理解しておきましょう。どちらもリスクマネジメントのツールではありますが、ヒヤリ・ハットは、事故報告書と違って一件ずつその原因や対策を考察する必要はありません。あくまでもヒヤリ・ハットは危険をあぶり出すためのツールだということを忘れないでください。スタッフ全員が同じレベルでそれぞれの利用者を見守り、安全を確保するためには、場面ごとの注意点を明確にすることが重要です。ヒヤリ・ハットの分析は統計学に基づいているので、母数となるデータの数が多くなければ成り立ちません。同じようなヒヤリ・ハット300件が1件の重大な事故を暗示していることもあるのです。つまり、観察力が鋭く、気づきが多い人ほどヒヤリ・ハットが多くなります。多くの施設がスタッフに提出を求めるヒヤリ・ハット報告書は、言い換えれば「気づきレポート」なのです。
成果:契約内容や契約数など 所感:成果に対する気づきや次回キャンペーン時への改善点など アウェアネス(英: Awareness )または気づきは、主に意識に関わる研究の文脈で使われる学術用語で、人が何らかの情報にアクセスできて、その情報を行動のコントロールに利用できる状態のこと 。. 気づきの力は、人の成長に関わる、より本質的な能力. 気づくとはつまり「これまで意識できていなかった細かなところにまで目や心が行き届くようになる」ということです。では、どうすれば気づきの力を高めていくことが出来るのでしょうか。たとえば、コミュニケーション能力や気が利くといった項目は、相手の関心事や細かな変化に気がつけるかどうかです。勉強熱心であることや手先が器用であることも、それ自体が仕事の成果に直結するというよりは、接客トークの例と同様でその知識や技術を活かせるタイミングに気づけるかどうかということがあります。勉強好きな人、手先が器用な人でも、仕事ができない人というのはいるものです。筆者が思うに、気づきの力を養うための、即効性がある手っ取り早い方法はないように思います。だから、「分かっていても真似できない」という優れた人や組織があるのです。人が育つ組織づくりをしている会社は、ほぼ例外なく上記のような特別ではない取り組みを継続しています。そして、人が育つ組織づくりをしている会社では、上記のような取り組みを継続する中で、ひとつ重要なポイントを押さえています。それは何かというと、上記の取り組みの目的を「社員の感性を磨くため」とか「気づきの力を養うため」と、明確に定義づけ、社員全員に繰り返し伝えているのです。ですので、掃除やお花の世話などに取り組む社員側も、さぼったりするのではなく、会社の実施目的に則して、「気づきの力を養うための訓練」と心得て、丁寧に取り組む姿勢を持っているのです。実はその重要ポイントを押さえずして、表面的にやり方だけを真似して取り組んでいる組織は沢山あります。そのような組織では、掃除も植物の手入れも社員にとっては「面倒くさい作業」として、会社にやらされているだけになっています。目的を明確にしたうえでの取り組みを継続することで、少しづつ少しづつ取り組む人々の感性が磨かれていき、やがて「美しいものを美しいと」「危険なものを危険と」「汚れている所を……」「不具合を……」「改善点を……」「課題を……」「仲間の不調を……」「お客様の要望を……」といった具合に、様々なことに気づける人になっていくのです。Copyright PHP研究所 All rights reserved.PHP研究所ではお一人様から参加いただける階層別教育のための公開セミナーを開催しています。詳しい内容は下のリンクボタンからご覧ください。しかし、即効性はなくとも、継続して積み重ねていくことでゆっくりと磨いていく方法であれば、いくつか効果的な取り組みはあります。それは、「掃除をすること」や「花を育てること」、「目的を考えながら仕事をすること」、「目の前の仕事をできるだけ丁寧に行うこと」などです。それらを職場で日々の取り組みとして行っていくのです。本名、延堂良実(えんどう りょうま)。溝壑は雅号・ペンネーム。一般社団法人日本報連相センター代表。ブライトフィート代表。成長哲学創唱者。主な著書に『成長哲学講話集(1~3巻)』『成長哲学随感録』『成長哲学対談録』(すべてブライトフィート)、『真・報連相で職場が変わる』(共著・新生出版)、通信講座『仕事ができる人の「報連相」実践コース』(PHP研究所) など。では気づきの力が優れている人は、なぜ仕事ができる人に成長できるのでしょうか。たとえば、接客業の人たちにレベルの高い接客トークのスキルを伝えたとします。しかし、その接客トークのスキルをいくら学んでも、そのスキルを現場で使える人と使えない人に分かれてしまいます。使うべきタイミングに気づけないから使えない、これは気づきの力が低いことによるものです。一方、気づきの力が高い人は学んだスキルを使うべきタイミングに気がつくことが出来るので、学びを行動に変え、仕事の成果や自己成長につなげていくことが出来るのです。ではなぜ学んだスキルを使える人と使えない人に分かれてしまうのでしょうか。「現場に出たらつい忘れてしまって……」というのは論外ですが、使えない人たちの多くは「今、まさにここが、学んだスキルを使うタイミングだ」ということに気がつけないのです。人が育つ組織が重視している「気づきの力」。どうすれば高めることができるのでしょうか。上記の例は、接客トークについての話ですが、実はこの気づきの力というものは人の成長を大きく左右する、とても重要な能力です。この記事の冒頭に仕事ができる人は「コミュニケーション能力が高い、勉強熱心、気が利く、手先が器用」といった特徴を挙げましたが、これらのほとんどは気づきの力が高くなければ成立しないものなのです。
日常の「気づき」を深刻な結果の予防に活かす (2015年12月31日) 「気づき」を集めて、保護者に共有した例を掲載しました。(2017年10月18日) 1.できごと別に、 どんなことに気づき、報告・共 … 気づきの力は、人の成長に関わる、より本質的な能力. 上記の例は、接客トークについての話ですが、実はこの気づきの力というものは人の成長を大きく左右する、とても重要な能力です。 *** 気づきを生活に生かすために行うことは2つ。 ・気づきを自分の言葉で解釈する ・どう自分の生活に取り入れるか具体的に考える 自他ともに面倒くさがりやと認める筆者ですら、この方法で気づきを学びに変えることができました。