めくれた錆の作り方4.
[…]エアブラシの場合、塗料の延びを良くするために塗料の希釈が必須となりますが、極端に塗料を薄めるとパーツが溶剤(薄め液)に直接さらされる事になるので良くありません。つや消しでトップコートを行うと、塗装したつや消しクリアが白く濁る場合があります。また、付属のホイルシールやマーキングシールの上が白く濁る場合もあります[…]ジオラマで市街戦を作る場合に大切になってくるのが路面です。グレー塗料で単純に塗っただけだと味気ない。リアルなアスファルトをジオラマにしたいですよね。そ[…]筆塗り塗装の場合、薄め液を多用しませんのでここまでポロポロと折れる事はありませんが、それでも劣化はしてしまいます。ガンプラを筆塗りで迷彩塗装にするには?ご質問を頂きました。では、筆塗りでの迷彩塗装方法をコツを交えて解説します。(MobileSuit : RX-17[…] タミヤ「ウェザリングマスター」も合わせて使うとよりリアルに. 使用する物3. チッピングに便利なツール6.
同じように曲げて力を加えてから、ラッカーシンナーを塗ってみました。ただミニプラのABSは本当に柔らかくて、強度的にも精度的にも少々劣るという印象はあります。なかなか上手くいかないですね。Copyright© 壊れた大人のマインドノート , 2020 All Rights Reserved.割れた箇所は補修可能な状態だったので特に問題にはならなかったのですが、丁度良い機会ですのでガンプラのABSと各種溶剤の相性を検証してみる事にしました。しかしバンダイさん、もう少し別の素材にはならないものですかねぇ・・・こちらはABSはABSでも、バンダイスーパーミニプラ、ガオファイガーのABSランナーです。割れ口断面です。ラッカーシンナーの方は途中まで浸透して止まってる感じなのですが、消しペンの方は全体に樹脂劣化が進んでいました。おそらくラッカーシンナーの方が揮発が早いため、奥まで浸透しきらなかったのではないかと思います。以上5種類です。先日は流し込み墨入れペンを使ってスミを入れ、消しペンで修正をしているときに割れを経験していますので、この2本も試してみることにします。ペンの注意書きにも「ABS製パーツに塗ると、塗料の浸透によりパーツが割れる事があります」ってしっかり書いてありますね・・・最近ガンプラ以外のプラモばかり作っていたので、ガンプラのABSが割れやすい事をすっかり忘れてしまっていました。趣味の話題や、日常の中で興味の沸いた事柄を広く浅く掘り下げます残りの3種については割れませんでした。流し込み墨入れペンも割れていません。しかし3つとも曲げの力を加えると実験前よりも柔らかくなっている感触がありますので、劣化は進行しているのだと思います。ABSは組み立てなどで力が加わった際に細かいクラック(ヒビ)が発生し、そこに溶剤が浸透し反応する事で樹脂素材をもろくして割れてしまうのだそうです(ケミカルクラックという)。塗装する際には溶剤が浸透しないように薄く塗り重ねるなどの手法がよく行われます。また余計な力がかかってクラックが発生することがないようにパーツを削って調整したり、あらかじめ組み立て前に塗装したりなどの手法もとられます。実のところ最近スーパーミニプラはいくつも作っており、ラッカー塗料でお構いなしに普通に塗ってしまっているのですが、今まで一度も割れに遭遇した事がありません(そのノリで調子に乗ってガンプラ作ってたら割れちゃったんですよね・・・)今回は実験ですので、ABSのランナーを切り出して、思いっきりクラックを作ってから溶剤を浸透させて変化を見ます。少し時間をおいて、十分反応させてからもう一度ランナーに力をかけてみます。もともとスーパーミニプラのABSは触った感じでも少しガンプラの物より柔らかい感触で、わずかな力でも白く変色したりします。ですがシンナーを浸透させても、クラックは出ますが割れまではしませんでした。ガンプラのABSとは成分がだいぶ異なるようです。※ガンダムマーカーには様々な種類があり、墨入れ用とされている物だけでも「流し込み墨入れペン(アルコール系)」「油性ペン」「筆ペン(水性)」があります。普通のガンダムマーカーはアルコール系、他にリアルタッチマーカー(水性)という物もあります。ABSに対して浸食性があるのはアルコール系です。左は曲げていない物、右が曲げを入れた物、です。白い細かいクラックが無数に入っているのが分かります。ここに溶剤を浸透させてやればいいわけです。先日ガンプラを作っていた際、ABS素材のフレームに墨入れと拭き取りをしていたところペキッと割れが出てしまいました。 錆の表現塗装①「チッピング」2. ただガンダムマーカーに使われてるアルコール溶剤は塗膜強度とはまた別の話で 溶剤の中でも侵食パワーけっこう強い子だから 使わないのが無難と言うのはある でも絶対壊れりゅ!ってわけじゃないからあとは自己責任ね.
無断転載禁止 ここまでがガンダムマーカーを使った基本的な塗装の話である。ここからはさらなる完成品のレベルアップを目指してガンダムマーカーの「リアルタッチマーカー」を使って、ぼかし塗装による陰影の強調やウェザリングを施してみたいと思う。今回は作例としてバンダイから発売中の「HG 1/144 ガンダムAN-01 トリスタン」と「HG 1/144 ザク・ハーフキャノン」を使用した。皮膜と隠ぺい力の弱さには作業上どのような影響があるかというと、成形色が黒いパーツに白のガンダムマーカーを塗っても下地の色が影響してキレイな発色が得られないし、大きな面積を塗る場合には塗装面がムラになりやすいという弱点がある。その場合、ほかの塗料のように重ね塗りをしたいところだが、アルコール系塗料を重ね塗りすると、先に塗った皮膜を塗料に含まれた溶剤が侵食してしまうので難しい。キットが組み上がったら、モノアイレールやビームライフルなどの塗り分けが不十分な部分をガンダムマーカーで塗装する。トリスタンのビームライフルは白一色で成形されていたが、設定では上半分がブルーグレーなので、今回は「ガンダムマーカー ベーシック6色セット」のガンダムブルーでペイントした。だが、塗装する面積が大きかったため、ガンダムマーカーで塗って、つや消しトップコートを吹き、完成させてからガンダムマーカーで重ね塗り……という作業を4回ほど繰り返した。ただし、トップコートを吹いてしまうと消しペンを使ってもガンダムマーカーを落とすことができなくなる。やり直しが利かなくなるので十分に注意してほしい。なお、ほかの塗料で塗装した上からガンダムマーカーを使用する場合にも同様につや消しトップコートで目止めしてやれば問題はない。次に汚し作業だ。宇宙で運用されるトリスタンと違って、ザク・ハーフキャノンは陸上で運用される設定のため、足元には泥汚れやホコリが付着する。そこで「リアルタッチマーカーセット2 5色セット+ぼかしペン」のリアルタッチブラウンの細ペン先で、汚れが付着しやすい影になる部分を中心に軽く塗り、ぼかしペンでぼかしを入れる。この際に注意しなければならないのは、表現がオーバーになりすぎないように、ペンでの塗装はパートごとに分け、少し塗ってはぼかしを入れるという作業を繰り返すことである。流し込みペンはアルコール溶剤が多めとなっており、モールド部分に軽くペンを当てるだけで毛細管現象によりインクが流れ込んでいく。塗装が終わったらはみ出しやペンを押し当てた部分を「消しペン」を軽く当ててやり、後はティッシュペーパーや綿棒を使って表面部分のよぶんな溶剤を吹き去るだけで完成となる。こちらもパートごとに作業を分割して進めたほうがいいだろう。まずはインストにしたがって両モデルを組み立てていく。基本的には改造の類いは施していないが、無塗装仕上げのためにサフェーサーが掛けられないことから、パーツの合わせ目を消す作業と表面処理だけ入念に行った。合わせ目を消す方法は、まずプラモデル用の接着剤(今回は「タミヤセメント」を使用)を接合面にたっぷりと塗り、プラスチック樹脂を侵食したところでパーツをギュッと力を入れて接着する。完全に乾燥させてから刃を立てたアートナイフで接合面からはみ出した樹脂をこそげとって、金属ヤスリとタミヤの「フィニッシングペーパー」(耐水ペーパー)を使って表面処理を行う。模型店に行けばプラモデル専用の塗料が売られているが、ムラなくきれいに塗装するためには「エアブラシ」(ひと昔前はコンプレッサーとセットで数万円したが、現在は1万円以下の安価な製品も売られている)が欲しくなる。しかし、エアブラシは取り扱いにある程度の知識が求められるし、塗料が粒子状に拡散するのを防ぐための「塗装ブース」を別途買い求めなければならない。もちろん、それらの道具を設置する場所も用意しなければならず、狭い日本の住宅事情では、スペースや塗料のニオイ問題から家族の同意を得るには少しハードルが高いかもしれない。ガンダムマーカーを使って塗装する場合の注意点は、ラッカー系やアクリル系塗料と比べると塗料の皮膜や下地の隠ぺい力がともに弱く、アルコール系塗料のため、ほかの塗料を使って塗装したあとに重ね塗りすると、下塗りした塗料を侵食しやすいという点だ。ザク・ハーフキャノンのスミ入れは「ガンダムマーカー流し込みスミ入れペンセット」を使用する。本来、ザク・ハーフキャノンのような成形色がデザート色のキットには、ブラウンで流し込みをしたほうが自然な仕上がりになるのだが、今回はスミ入れ部分がわかりやすいようにグレーを使用した。そして、最後の仕上げとしてタミヤから販売されている「ウェザリングマスターB(スノー・スス・サビ)」を使ってみた。この製品は名刺サイズのパレットに3色の汚し用カラーと、専用ツールがセットになっており、Bセットは「スノー」、「スス」、「サビ」がセットになっている。今回はセットの中から武器やスラスターの排煙汚れを「スス」を使って表現してみた。Copyright (c) Kakaku.com, Inc. All Rights Reserved. 3-3 使用例はこちら 錆の表現塗装②「めくれた錆」 今回は[…]塗装したら、動力パイプ等のABS樹脂以外のパーが折れたと言う場合は、こちらをご覧ください。目次 1. タミヤ「ウェザリングマスター」も合わせて使うとよりリアルに. やり方2.1. ガンダムマーカーは迷彩塗装にも利用できる。ペン先を軽くたたくように塗ってゆくと“らしく”仕上がる . ポイント2.
ガンプラのabs素材は割れやすく、塗装や墨入れには気を使わなければなりません。少しでもリスクを減らすために、ガンダムマーカーや各種溶剤のabsへの影響を比較検証してみます。
赤やオレンジのパーツに墨入れする時に使用します。 ブルー1. 使用する物3.
無断転載禁止その間にガンプラ自身も著しく進化を遂げた。現在主流のキットは接着剤が不要で、各パーツをはめ込むことで組み立てられる「スナップフィット」、素材の異なるパーツを1つのランナーの中に盛り込める「システムインジェクション」、1つのランナーの中に違った色のパーツを盛り込んだ「多色成形」により、初心者でもインスト(説明書)どおりにパーツを組み合わせるだけで、アニメの設定に近い完成品が手に入るのだ。基本的な使い方はとても簡単で、完成したガンプラに「トップコート(水性スプレー) つや消し」の缶スプレーをさっと吹き付け、よく乾燥させてから塗り分けが必要な細かな部分をガンダムマーカーで塗っていくだけだ。模型店で簡単に入手できるガンダムマーカーはペン型の模型専用塗料で、フェルトペンと同じような感覚で手軽にプラモデルを塗装することができる。しかも、ほかのプラカラーとは異なり、溶剤にアルコールを使用していることから塗料独特のニオイがあまりしないというメリットがある。ガンダムマーカーやウェザリングマスターを使えば、無塗装でもそれなりに格好よくキットを仕上げられるし、プラカラーで塗装後にワンポイントで使用してもおもしろい効果が得られるだろう。初心者はもちろん、塗装派のベテランモデラーも一度試してみてほしい。乗り物系フリーライター。「くるま文化評論家」「痛車評論家」の肩書きも持つ。クルマを中心に、ミリタリー、航空機、艦船、アニメ、コミック、ゲーム、ホビー、政治問題と執筆のテーマは選ばない。1980年7月にシリーズ1作目となる「1/144 ガンダム」の発売開始から数えて38年の歴史を持つ「ガンプラ」は、累計販売数は4億5000万個を超え、それまで主役であったスケールモデル(戦車や飛行機、軍艦、自動車などの実在するものを縮尺に基づいて忠実に再現した模型)を押しのけて、日本国内では模型趣味の主役にまで上り詰めた。ガンダムマーカーは「ベーシック6色セット」、「ジオン軍6色セット」や「細先タイプセット 6色セット」、「メタリックマーカーセット」など、5〜6本1組としてセット販売されているほか、1本単位でバラ売り販売もされている。ベーシックセットのほかに、作るキットに応じて必要なセットを買い求めておけばいいだろう。価格.comマガジンは、気になる製品をユーザー目線で徹底紹介するサイトです。しかし、ガンプラをただ組み立てただけだと、表面はテカテカしたプラスチックの質感そのものでどうにもオモチャっぽい。それにいくら多色成形のガンプラといっても、細部までカラーリングが再現されていないケースもあり、実在する兵器としてのリアルさを完成品に求めるならやはり塗装が必要となる。まず金属ヤスリを使って大まかに表面を整えてから400番、600番、1000番と次第に目の細かいフィニッシングペーパーを使って、ヤスリの細かなキズを消していく。フィニッシングペーパーは目が詰まったら水につければ再びヤスリ掛けができる。時間と手間は掛かるが、単純な作業なので根気よく続けてやろう。音楽を聴きながらや、テレビを横目で見ながらの作業でも全然かまわない。ただし、勢い余ってモールドまで消してしまうと、後で彫り直しの作業が必要になるので注意しよう。トリスタンは今から14年前の2004年に発売された「HGUC 1/144 RX-78 NT-1 ガンダム NT1」に新規パーツを追加したキットということもあり、ところどころに古さを感じるし、ビームライフルや肩部のバーニアなどの色分けがなされていないなどの問題はあるが、組み立てそのものは簡単で、プロポーションは悪くない。では、昔ながらの筆塗りという方法はどうか? 確かにエアブラシのような専用の道具はいらず、初期投資は筆とプラカラー、溶剤、塗料皿(もしくはパレット)だけで済むのだが、筆塗りだけでムラなくきれいに仕上げるには相応のテクニックが必要だし、塗料のニオイ問題は依然として付いて回る。つまり、これまた初心者にはハードルが高いのである。トリスタンの陰影表現で白い部分は「リアルタッチマーカーセット1 5色セット+ぼかしペン」を使用した。白い部分はリアルタッチグレー1、青い部分はリアルタッチブルー1、赤い部分はリアルタッチレッド1、黄色い部分はリアルタッチオレンジ1を使って影になる部分に直接ガンダムマーカーをさっと塗っていく。そして、ぼかしペンで円を描くようにぼかしていき、余分な塗料はティッシュペーパーや綿棒を使って、軽く抑えるように取り去っていく。基本的にはこの作業の繰り返しだ。この作業は脚なら脚、腕なら腕とパートごとに作業を進めていくほうがよいだろう。こちらも塗料を使った塗装のような煩わしさはなく、専用ツールを使って塗装面にこすりつけるだけで簡単にスス汚れが再現できる。手軽にリアルな汚しができることもあり、作業が楽しくて作例は1/144スケールにしてはややオーバー気味となってしまったのはご愛きょうといったところ(火薬を用いないビームライフルの銃口部分にまでスス汚れを表現したのはどう考えても蛇足だった)。対策としては、こうしたときは諦めてラッカー系やアクリル系塗料を使用するか、それが難しい場合は、ガンダムマーカーで塗装した部分が完全に乾いたら、つや消しのトップコートを吹き付けて目止めし、乾燥させてから再度ガンダムマーカーを重ね塗りするしかない。一度の重ね塗りでキレイに仕上がらない場合はこれを数度繰り返すといい。あわせてザク・ハーフキャノンのシールドには、リアルタッチマーカーセット2のリアルタッチグリーン1とリアルタッチブラウン1を使って、第2次世界大戦時のドイツ戦車のような3色迷彩を施してみた。やり方は簡単でガンダムマーカーの太ペン先を使い、ペン先で軽くたたくように塗っていくだけだ。濃淡の違いにより、多少のムラは出るが仕上がってみるとさほど気にはならない。ガンプラだけでなく戦車や装甲車などのミリタリーモデルにも応用が利きそうだ。全体が仕上がったところで、つや消しトップコートを上から吹いてガンダムマーカーによる作業は終了となる。ここまでの作業が下準備だ。いよいよリアルタッチマーカーを使っての仕上げ作業に移る。今回はトリコロールカラーのトリスタンは陰影表現、パネルラインなどのモールドが多いザク・ハーフキャノンは「スミ入れ」を施すことでリアルさを狙うことにした。もう一方のザク・ハーフキャノンは2016年に発売されたORIGIN版ザクをベースに、キャノン砲を備えたバックパックやビッグガンを追加したキットで、RG版と並んで現時点で1/144ザクのベストとされるモデルだけあってなかなかカッコイイ。ただし、以前のHG版ザクに比べてパーツ分割が細かくなっており、組み立て時間はトリスタンの2倍ほどかかった。