物理化学でのラウールの法則とヘンリーの法則の違いが、いまいち理解できません。何がどう違うのか説明してほしいのですが.... あり丸 . ヘンリーの法則(ヘンリーのほうそく、英: Henry's law )は気体に関する法則であり、1803年にウィリアム・ヘンリーにより発表された。 「揮発性の溶質を含む希薄溶液が気相と平衡にあるときには、気相内の溶質の分圧pは溶液中の濃度cに比例する」. と定義される。
液体の化学ポテンシャルは、 液体と平衡に達している蒸気(気体)の圧力から. ラウールの法則に従うとき、活量曲線は45°の線にのり、 ヘンリーの法則に従うとき活量曲線は接線が直線に乗ります。 全率固溶体の活量曲線を書いてみてください。 発展事項としてsiverts'(ジーベルツ)の法則というのも勉強しておくと良いです。 ラウールの法則をこの問題で初めて知ったというような印象の理解の仕方ですね。 ヘンリーの法則は希薄溶液について成り立つものです。 蒸気圧と溶液中でのモル分率が比例します。 比例係数の値はラウールの場合と異なります。
たぶん第93回の方のXBは溶液中のモル分率ではなく、系に加えたBの総量の事でしょう。Bが不揮発性ならBの気液平衡を考えなくて良いので、系に加えた総量≒溶液中に存在する溶質のモル分率です。念のためラウール則・ヘンリー則の定義を確認しておいた方が良いかもしれません。「気相での成分aの蒸気圧Paが、溶液中のモル分率Xaに比例する」…(※)(1) aが多い範囲で(※)が成立するときには「ラウール則が成立している」といい、その溶液を「理想溶液」と呼ぶ。Pa = Pa0・Xa(Pa0は純粋なaの蒸気圧,Xa → 1の極限で Pa = Pa0に帰着)(2) aが少ない範囲で(※)が成立するときには「ヘンリー則が成立している」という。Pa = Ha・Xa (Haは比例定数,Xa → 0の極限でPa = 0に帰着)理想溶液では Pa0 = Ha、実在溶液では一般にPa0≠Ha。半透膜で仕切られた純粋溶媒と溶液について化学ポテンシャルμのつり合いを考えると、浸透圧Πの式(ファントホッフの式)が求まります。蒸気圧降下ΔPはΠに比例するのでΔP = 定数×Πと表現できます。それをΔP = Pa0・Xbに帰着するために必要な条件は(1)Xbが極小(で成分aの活量Aaについてln Aa ≒ -Xbと書ける)(2)気相が理想気体、ということぐらいなので成分Bの揮発性は関係ないように思います。>ラウールの法則は上記で述べたことより不揮発性の溶質じゃないと成り立たない気がするのでですがどうでしょうか?なぜそう思われるのか、理解に苦しみます。>アセトン-クロロホルム混合溶液の「縦軸:圧力(bar),横軸:クロロホルムのモル分率」を取ったグラフ一般にこれをP-x線図といいます。P-x線図の横軸は通常低沸点成分のモル分率を取ります。このP-x線図において液相線が直線で表せる場合、その系は理想溶液です。あるいは縦軸に低沸点成分の気相モル分率、横軸に低沸点成分の液相モル分率を取ったy-x線図において、点(0,1)と点(1,0)を結んだ対角線を対称軸として折り曲げたとき、左右対称になる系も理想系です。Raoultの法則は「似た性質の物質同士」で成り立つ法則です。例えばベンゼン/トルエン系、ヘキサン/ペンタン系など。不揮発性の場合はそもそも蒸気圧を持たないので、Raoult則に従うはずがありません。なお、Henryの法則は非凝縮性ガスの液体への溶解度を表すものです。>クロロホルムは揮発性の溶質であり、ヘンリーの法則が成り立つのは分かりますがとありますが、これは一概に言えません。例えばCO2/MEA系などはHenry則に従わないことが知られています。揮発性があるかないかは重要でなく、溶解度が低い場合にしか成り立ちません。一方有機溶剤のアセトンも揮発性ですから、成立する余地はあります(小生ガス畑で薬学畑では無い為、消防に於ける化学の範囲で回答しています)。薬剤師国家試験93回問17に、【ラウールの法則が成立する溶液について、揮発性溶媒Aの蒸気圧降下の大きさΔPが下式で示されるのは、溶質Bが不揮発性の場合である。ΔP=PA0・XB(PA0:純溶媒Aの蒸気圧、XB:溶質Bのモル分率)】とあり、この問は正解となっていました。また別のところに、【ヘンリーの法則⇒揮発性の溶質Bの蒸気圧PBは、溶液中に存在する溶質のモル分率(XB)に比例し、以下の式が成立する。 PB=KB・XB (KB:ヘンリーの法則における定数)】とありました。そして、薬剤師国家試験第87回問21にアセトン-クロロホルム混合溶液の「縦軸:圧力(bar),横軸:クロロホルムのモル分率」を取ったグラフがありました。ここで、疑問に思いました。この87回問21では、クロロホルムが溶質Bにあたると思うのですが、クロロホルムは揮発性の溶質であり、ヘンリーの法則が成り立つのは分かりますが、なぜラウールの法則が成り立つのでしょうか?ラウールの法則は上記で述べたことより不揮発性の溶質じゃないと成り立たない気がするのでですがどうでしょうか?お手数をおかけしますが、ご存知の方がおられましたら、質問対応よろしくお願いいたします。
ヘンリーの法則は「押せば溶ける」という超単純な法則なのに、多くの高校生がつまずいてしまいます。その原因はヘンリーの法則の定義の捉え方にあります。イメージがわきやすいようにイラストをたくさん用意したので、ぜひみてください! に活量の基準(この場合は標準と一致する)は純粋金属で いわゆるラウール基準を用いることが多いが,こ の基準 となる純粋金属が固体の場合と液体の場合とで活量の値 が変化する.こ の関係を説明する簡単な例として第1図 に示すようなa-b2成 分系合金について考えてみる. 平衡に達していれば、成分.
over 1 year ago 薬学たん. ラウールの法則は厳密には理想溶液にのみ適用されるが,希薄溶液では近似的によく成立し,溶質に対してヘンリーの法則も誘導される。 また不揮発性の溶質を含む希薄溶液においても蒸気圧降下の関係がよく成立し,溶質のモル分率の決定から 分子量 を求めることができる。 a-b2成 分系合金の全濃度範囲の活量曲線を描く場合 に活量の基準(この場合は標準と一致する)は純粋金属で いわゆるラウール基準を用いることが多いが,こ の基準 となる純粋金属が固体の場合と液体の場合とで活量 … A. 高校化学です。 ラウールの法則とヘンリーの法則の違いがよくわかりません。教えてください。高校化学IIの気体の分野で『蒸気圧』というのが出てきました。教科書を何度も読んだのですが漠然とした書き方でよく理解できませんでした。蒸気圧とはどんな圧力なのですか?具体的に教えてください。オキシドールの成分に 過酸化水素(H2O2)2.5~3.5W/V%含有と記載されています。W/V%の意味が分かりません。W%なら重量パーセント、V%なら体積パーセントだと思いますがW/V%はどのような割合を示すのでしょうか。どなたか教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。2成分溶液において一方の成分の化学ポテンシャルがμ,A=μ*,A+RTlnx,Aで表されるならば、他の成分の化学ポテンシャルはμ,B=μ*,B+RTlnx,Bで表されることを示せという問題がわかりません… 教えてください大学でアトキンス物理化学を勉強しているんですが、今一つ活量の持つ意味が良くわかりません。これから結構でてくるようなのでだれか教えてください。お願いします。物理的には、No.1さんも書かれているように吸光度も透過度も基本的に同じ単位系の物理量どうしの「比」なので「無単位」です。しかし、無名数では他の物理量、特に透過度と区別が付かないので、透過度は"透過率"として「%」を付けて表し、"吸光度"は「Abs(アブス)」を付けて呼ぶのが業界(分析機器工業会?)のならわしです。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう! 1:活量,γ 1:活量係数) ∴µ 1 l(T,P)=µ 1 0l(T,P)+RTlna 1 =µ 1 0l(T,P)+RTlnγ 1 x 1 希薄溶液(平衡蒸気圧がラウールの法則に従う) p 1 /p 1 0=x 1 (γ 1 =1)(溶媒は純溶媒の性質を維持している) ∴µ 1 l(T,P)=µ 1 0(T,P)+RTlnx 1[標準状態: T, Pにおける純溶媒] 第6回-4 (b) 温度T,圧力Pにおける溶質(成分2)の化 … 7.4 溶液の(平衡)蒸気圧とラウールの法則 ・ラウールの法則 溶媒aに不揮発性の溶質bを少量溶かした溶液の(平衡)蒸気圧 p=p a 0x a=p a 0(1−x b)(x a 1,x b 0) 第8回-6 ・理想溶液 揮発性分子aとbの混合物で,a-a, b-bの相互作用とa-bの相互作用が 1.標準状態の定義について 標準状態の定義にはRaoult 基準とHenry 基準がある。i 成分の化学ポテンシャルは、 1 i 00( ) ln ( ) ln 0( ) ln ln µii=+µTRTai=+µγiTRTici=+µγiTRTi+RTc と表現され、活量係数の項は理想溶液からのずれを表す人為的フィッティングパラメータ項である。 ーラウールの法則とヘンリーの法則ー . ラウールの法則をこの問題で初めて知ったというような印象の理解の仕方ですね。 ヘンリーの法則は希薄溶液について成り立つものです。 蒸気圧と溶液中でのモル分率が比例します。 比例係数の値はラウールの場合と異なります。