古文の助動詞がよく分からないという人は、おそらく先ほどの接続と活用が理解できなく、単に意味だけを覚えているという人が多いです。 しかし、この2つを覚えていないと、助動詞の意味を取り違えてしまうので、しっかりと理解するようにしましょう。 古文の動詞の活用表の覚え方と、見分け方について解説します。何も見ないで活用表を書けるようになるまで練習することが重要です。また、動詞の種類を見分けられるようになるには、種類の少ない動詞から覚えるのが大切です。 古典文法に取り掛かる前に、抑えておくべき大事な部分です。 文法の授業でよく出てくる「用言・体言・活用・活用形」など、 言葉の意味を知らなければ、授業もチンプンカンプンですよね? 基礎の基礎をしっかり抑えておきましょう。 行くの意味。・自動詞カ行四段活用活用{か/き/く/く/け/け}①行く。②うまくはかどる。③満足する。納得がいく。出典土佐日記 二・五「幣(ぬさ)には御心のいかねば」[訳] 幣では...- 古文辞書なら「Weblio古語辞典」 行き行くの意味。・自動詞カ行四段活用活用{か/き/く/く/け/け}どんどん進んで行く。出典伊勢物語 九「ゆきゆきて駿河(するが)の国にいたりぬ」[訳] どんどん進んで行って駿河の国(静岡県)に着いた。- 古文辞書なら「Weblio古語辞典」
宜しくお願いします。高校古文の文法で、動詞の活用(四段、上一、上二、下一、下二)は色々調べて見分け方を理解することが出来ました。未然形「ず」をつけたときの語尾がア段=四段イ段=上二エ段=下二ひいきにみゐる=上一蹴る=下二 辞書(行かい)に| 動詞活用 ... 《用例》「先生は行き ならんだか」(先生は行かれないのですか)。 いきヨル、いっトル ・・状態、進行. -授業で聞いたこともあるかと思いますが、未然形は後ろに打消しの「ず」が接続するときの形。「伸ぶ」は上二段活用で「子音(b)+i・i・u・uru・ure・iyo」となりますが、「述ぶ」は下二段活用(e・e・u・uru・ure・eyo)です。竹取物語など、古い作品では「まうでこ(出てきなさい、の意)」のように「こ」と書かれていますから、「こ」「こよ」とも覚えておくことをおすすめします。活用語尾の母音に注目すると、1文字目がイ段ばかりであることに気づくと思います。あまり使われませんが、「いまそかり」「みまそかり」という動詞もありますので「ありをりはべり・いまそかり・みまそかり」とセットで覚えてしまいましょう。下二段動詞も四段動詞と同じく、含まれる動詞の多いグループです。このように、ひとつの動詞がいろいろと形を変えることを「活用する」といいます。これは口語(現代の話し言葉)でも、文語(古典の書き言葉)でも同じです。上一段活用ではイの一段のみを使うので「(五段あるうち)上のほうの一段」の意味で上一段と呼ばれています。上一段活用と同じく語幹と活用語尾の区別がなく、「ける」ごと活用していきます。下二段はウ・エの二段を使うので「(五段あるうち)下のほうの二段」ということです。連体形は後ろに体言、つまり「人」や「こと」といった名詞が接続するときの形。四段活用は「a・i・u・u・e・e」でしたから、違うのは連体形と已然形だけだということがわかると思います。活用にはいくつか種類がありますが、まずは4つだけ覚えることをおすすめします。ですが、活用表が頭に入っていると今後の読解が本当にスムーズに進みます。動詞ごとに、たとえば打消しの「ず」を接続して未然形を考え、下二段動詞なのか、上二段動詞なのか識別する必要があります。最後におさえたいのは、下一段活用です。変格活用ではないのですが、あてはまる動詞が「蹴る」1つしかない変わり種です。たとえば「恋ふ」という動詞がありますが、活用するのは「ふ」の部分。数ある活用パターンも、残すところ3つです。ほぼ特殊な活用ですが、ラ行変格活用(略称ラ変)の動詞は頻出単語でもありますから是非おさえておきたいところです。混同せず、きちんと分けて覚えることが大切ですから、あせらず確実に身につけていってくださいね。カ変ともまた違うパターンで「せ・し・す・する・すれ・せよ」と変わっていきます。これさえ覚えれば、子音をプラスするだけで四段動詞はいつでも活用できます。さらに、上一段動詞で特筆すべきは「語幹と活用語尾の区別がなく、子音+活用パターンですべての動詞が活用できる」ということ。あ・い・う・う・え・え、まずはこの母音を唱えて暗記してください。未然形から順に「求め(ず)」「求め(けり)」「求む」「求むる(時)」「求むれ(ども)」「求めよ」となります。そのため、この活用パターンは下二段とよばれています(まだ覚えなくてかまいませんが、上二段活用という活用パターンもあり、このときはイ段とウ段の母音を使うので「上のほうの二段の母音」と「下のほうの二段の母音」で区別しています)。四段活用の記憶をふまえて、例外的な連体形・已然形を注意して覚えるようにしましょう。特に下二段活用の場合、ア行下二段活用の「得(う)」という動詞が母音パターン「e・e・u・uru・ure・eyo」と完全に一致した活用をします。ラ変に含まれる動詞はほかに「をり(居り)」「はべり(侍り)」があります。活用表の暗記も終わりが見えてきました。ここで、ナ行変格活用(略称ナ変)を見ておきましょう。たとえば「見る」という動詞は、「みる」全体が「子音(m)+i・i・iru・iru・ire・iyo」と活用していきます。「み」が語幹として独立していないのです。活用する際、アイウエオのどの母音の段を使う活用か。その段によって、活用タイプを分類しているのです。たとえば「あり」の場合、語幹の「あ」にこの活用語尾がつくことになります。いかがでしょう。覚えることが多く、他教科とのかねあいも気になるかと思いますが、地道に覚えていけば知識が読解を助けてくれるようになります。つまり、「言は(ず)」「言ひ(たり)」「言ふ」「言ふ(者)」「言へ(ども)」「言へ」というように、ハ・ヒ・フ・ヘの音を使う「ハ行の音で母音を四段使って活用する」動詞ということです。下二段活用も四段活用と同様、母音の活用パターンが覚えられればマスターできたも同然です。この5つの動詞はすべて、「語幹(あ、を、はべ、いまそか、みまそか)+ら・り・り・る・れ・れ」で活用できます。カ変と同じく特殊な活用をする語として、「す」のサ行変格活用(サ変)も覚えましょう。このため、上一段動詞では、活用表の上部にある「語幹」の欄には無しを意味する○が入ります。そうなれば読解は格段に易しくなりますから、今は我慢の時と思ってこつこつ取り組んでください。というのも、この動詞は語幹と活用語尾の区別がなく、語全体が活用するので「え・え・う・うる・うれ・えよ」となるのです。先ほども述べましたが、四段活用の動詞ではア・イ・ウ・エ段の母音を使います。辞書に載っているのは「言う」という形ですが、日常会話では「言わない」とか「言いました」「言えば」などの形でも使われますね。「得(う)」の活用は下二段活用とまるきり同じ。ほかの動詞は子音をプラスするだけ。そう覚えるのも手だと思います。なお、未然形に活用した動詞に接続する助詞、助動詞は「ず」以外にも多数ありますが、今回は動詞にフォーカスしますので割愛します。「e・e・u・uru・ure・eyo」と、1文字目にはウ段とエ段の母音のみが出てきますね。さて、四段活用と下二段活用は適用できる動詞の多い二大パターンでしたが、特殊な活用をする動詞も2つだけ覚えておいてください。 いっタ ・・確認、過去: 終止形 連体形: いく.
【活用】〔未〕しらズ-〔用〕しりテ-〔終〕しる。-〔体〕しるトキ-〔已〕しれドモ-〔命〕しれ。【活用】〔未〕かしづかズ-〔用〕かしづきテ-〔終〕かしづく。-〔体〕かしづくトキ-〔已〕かしづけドモ-〔命〕かしづけ。【活用】〔未〕あはズ-〔用〕あひテ-〔終〕あふ。-〔体〕あふトキ-〔已〕あへドモ-〔命〕あへ。【活用】〔未〕まどはズ-〔用〕まどひテ-〔終〕まどふ。-〔体〕まどふトキ-〔已〕まどへドモ-〔命〕まどへ。【現代語訳】①雲や雨が空一面を暗くする。②悲しみが心を暗くする。【現代語訳】①想像する。②人の身の上・心情などに思いをめぐらす。きづかう。【現代語訳】①骨を折る。苦労する。②病気になる。③世話をする。【活用】〔未〕なやまズ-〔用〕なやみテ-〔終〕なやむ。-〔体〕なやむトキ-〔已〕なやめドモ-〔命〕なやめ。【活用】〔未〕おどろかズ-〔用〕おどろきテ-〔終〕おどろく。-〔体〕おどろくトキ-〔已〕おどろけドモ-〔命〕おどろけ。タ行四段活用の動詞について、現代語訳や語感について解説します。【現代語訳】①出会う。②結婚する。③男女が契る(肉体関係をもつ)。【活用】〔未〕まつりごたズ-〔用〕まつりごちテ-〔終〕まつりごつ。-〔体〕まつりごつトキ-〔已〕まつりごてドモ-〔命〕まつりごて。【現代語訳】①振る舞う。②取り扱う。③もてはやす。大切に扱う。古文単語の習得は、暗記という無駄な作業をしているというネガティブな思考で取り組むのではなく、人間力向上につながるというようなポジティブな態度で臨めると良いです。頑張りましょう。【現代語訳】①仏道修行する。②(行事・儀式などを)行う。③治める。さて、本題である古文の四段活用の動詞について紹介をしたいと思います。【活用】〔未〕ときめかズ-〔用〕ときめきテ-〔終〕ときめく。-〔体〕ときめくトキ-〔已〕ときめけドモ-〔命〕ときめけ。【活用】〔未〕ためらはズ-〔用〕ためらひテ-〔終〕ためらふ。-〔体〕ためらふトキ-〔已〕ためらへドモ-〔命〕ためらへ。【活用】〔未〕あかズ-〔用〕あきテ-〔終〕あく。-〔体〕あくトキ-〔已〕あけドモ-〔命〕あけ。【活用】〔未〕さはらズ-〔用〕さはりテ-〔終〕さはる。-〔体〕さはるトキ-〔已〕さはれドモ-〔命〕さはれ。【現代語訳】①管弦を楽しむ。②詩歌を楽しむ。③狩り・行楽・遊宴などを楽しむ。【活用】〔未〕かこたズ-〔用〕かこちテ-〔終〕かこつ。-〔体〕かこつトキ-〔已〕かこてドモ-〔命〕かこて。もともと四段活用だった動詞の未然形が推量・意思の助動詞「う」に接続する場合に、ア段ではなくオ段で接続するようになったために、五段活用に変化したのです。(打消しの助動詞(「ず」「ない」)に接続する場合は、昔も今も変化はなくア段に接続します。)【活用】〔未〕かづかズ-〔用〕かづきテ-〔終〕かづく。-〔体〕かづくトキ-〔已〕かづけドモ-〔命〕かづけ。【活用】〔未〕いたはらズ-〔用〕いたはりテ-〔終〕いたはる。-〔体〕いたはるトキ-〔已〕いたはれドモ-〔命〕いたはれ。四段活用の変化の仕方「a・i・u・u・e・e」が覚えられないという人は、ここで紹介する四段動詞の全てについて活用を書いてみることをお勧めします。活用のリズムに繰り返し触れていくうちに、自然と脳や身体が覚えていく感覚が実感できるはずです。【活用】〔未〕まもらズ-〔用〕まもりテ-〔終〕まもる。-〔体〕まもるトキ-〔已〕まもれドモ-〔命〕まもれ。【活用】〔未〕もてなさズ-〔用〕もてなしテ-〔終〕もてなす。-〔体〕もてなすトキ-〔已〕もてなせドモ-〔命〕もてなせ。ハ行四段活用の動詞について、現代語訳や語感について解説します。【活用】〔未〕わたらズ-〔用〕わたりテ-〔終〕わたる。-〔体〕わたるトキ-〔已〕わたれドモ-〔命〕わたれ。【現代語訳】①大騒ぎする。大声で騒ぐ。②評判になる。うわさになる。なお、以下のページで単語テストが実施可能です。何度も取り組んで脳に確実にインプットしましょう。四段活用の動詞を紹介する前にまず、活用について解説したいとおもいます。【現代語訳】①心が乱れる。あれこれ思い悩む。②途方にくれる。③迷う。④あわてる。【活用】〔未〕そばまズ-〔用〕そばみテ-〔終〕そばむ。-〔体〕そばむトキ-〔已〕そばめドモ-〔命〕そばめ。【活用】〔未〕おこたらズ-〔用〕おこたりテ-〔終〕おこたる。-〔体〕おこたるトキ-〔已〕おこたれドモ-〔命〕おこたれ。古文のことばは現代のことばに通じているので、語感を学ぶことで言語感覚が豊かになります。【活用】〔未〕ささズ-〔用〕さしテ-〔終〕さす。-〔体〕さすトキ-〔已〕させドモ-〔命〕させ。ラ行四段活用の動詞について、現代語訳や語感について解説します。【活用】〔未〕おこなはズ-〔用〕おこなひテ-〔終〕おこなふ。-〔体〕おこなふトキ-〔已〕おこなへドモ-〔命〕おこなへ。【活用】〔未〕たのまズ-〔用〕たのみテ-〔終〕たのむ。-〔体〕たのむトキ-〔已〕たのめドモ-〔命〕たのめ。【現代語訳】①かこつける(関係ないことを無理に結びつけてそのせいにする)。②不平を言う。文句を言う。【活用】〔未〕わづらはズ-〔用〕わづらひテ-〔終〕わづらふ。-〔体〕わづらふトキ-〔已〕わづらへドモ-〔命〕わづらへ。【活用】〔未〕やすらはズ-〔用〕やすらひテ-〔終〕やすらふ。-〔体〕やすらふトキ-〔已〕やすらへドモ-〔命〕やすらへ。【現代語訳】①美しく染まる。②照り輝く。③かおる。香気がただよう。【活用】〔未〕にほはズ-〔用〕にほひテ-〔終〕にほふ。-〔体〕にほふトキ-〔已〕にほへドモ-〔命〕あへ。【活用】〔未〕ならはズ-〔用〕ならひテ-〔終〕ならふ。-〔体〕ならふトキ-〔已〕ならへドモ-〔命〕ならへ。【活用】〔未〕すまはズ-〔用〕すまひテ-〔終〕すまふ。-〔体〕すまふトキ-〔已〕すまへドモ-〔命〕すまへ。【活用】〔未〕たばからズ-〔用〕たばかりテ-〔終〕たばかる。-〔体〕たばかるトキ-〔已〕たばかれドモ-〔命〕たばかれ。【活用】〔未〕しのばズ-〔用〕しのびテ-〔終〕しのぶ。-〔体〕しのぶトキ-〔已〕しのべドモ-〔命〕しのべ。【活用】〔未〕かたらはズ-〔用〕かたらひテ-〔終〕かたらふ。-〔体〕かたらふトキ-〔已〕かたらへドモ-〔命〕かたらへ。【現代語訳】①びっくりする。②(はっと)気づく。③(ふと)目を覚ます。【活用】〔未〕おとなはズ-〔用〕おとなひテ-〔終〕おとなふ。-〔体〕おとなふトキ-〔已〕おとなへドモ-〔命〕おとなへ。【活用】〔未〕やつさズ-〔用〕やつしテ-〔終〕やつす。-〔体〕やつすトキ-〔已〕やつせドモ-〔命〕やつせ。【活用】〔未〕ののしらズ-〔用〕ののしりテ-〔終〕ののしる。-〔体〕ののしるトキ-〔已〕ののしれドモ-〔命〕ののしれ。カ行四段活用の動詞について、現代語訳や語感について解説します。サ行四段活用の動詞について、現代語訳や語感について解説します。バ行四段活用の動詞について、現代語訳や語感について解説します。【現代語訳】①がまんする(耐え忍ぶ)。②人目を避ける(人目を忍ぶ)。③恋心を包み隠す。活用形とは、「未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形」のことで、動詞はすべてこの六つの形に活用します。【活用】〔未〕すまズ-〔用〕すみテ-〔終〕すむ。-〔体〕すむトキ-〔已〕すめドモ-〔命〕すめ。【現代語訳】①心を静める。②養生する(病気やけががなおるようにつとめる)。【活用】〔未〕かきくらさズ-〔用〕かきくらしテ-〔終〕かきくらす。-〔体〕かきくらすトキ-〔已〕かきくらせドモ-〔命〕かきくらせ。【活用】〔未〕おもひやらズ-〔用〕おもひやりテ-〔終〕おもひやる。-〔体〕おもひやるトキ-〔已〕おもひやれドモ-〔命〕おもひやれ。【活用】〔未〕さらズ-〔用〕さりテ-〔終〕さる。-〔体〕さるトキ-〔已〕されドモ-〔命〕され。【活用】〔未〕あそばズ-〔用〕あそびテ-〔終〕あそぶ。-〔体〕あそぶトキ-〔已〕あそべドモ-〔命〕あそべ。【現代語訳】①苦しむ。困る。②病気で苦しむ。③あれこれ非難する。国語 古文 漢文 徹底研究 All Rights Reserved.【現代語訳】①移動する。②歩く。歩き回る。③動き回る。④外出する。【現代語訳】①行く。来る。通る。移る。②年月が過ぎる。③広い範囲に及ぶ。【現代語訳】①(国を)治める。②(土地を)領有する。③理解する。④経験する。【活用】〔未〕とぶらはズ-〔用〕とぶらひテ-〔終〕とぶらふ。-〔体〕とぶらふトキ-〔已〕とぶらへドモ-〔命〕とぶらへ。【活用】〔未〕うつろはズ-〔用〕うつろひテ-〔終〕うつろふ。-〔体〕うつろふトキ-〔已〕うつろへドモ-〔命〕うつろへ。そして、ことばの感覚を磨くことがコミュニケーションの上達や文章表現力の向上など、基本的な国語力を伸ばす力になります。【活用】〔未〕わななかズ-〔用〕わななきテ-〔終〕わななく。-〔体〕わななくトキ-〔已〕わななけドモ-〔命〕わななけ。マ行四段活用の動詞について、現代語訳や語感について解説します。