子供が成長するにつれ、「素直さ」が減っていってしまうものです。しかし、できれば「素直さ」が残っている方が社会に出た時にプラスになることは多いかもしれません。ここでは、「素直な子」に育てるために、親が気をつけておくべき、子供の関わり方などをご紹介していきます。 あなたも幼いころは、態度や性格がまっすぐで、ありのままの自分で生きていたはずです。ただし、成長過程に原因があるとはいえ、改善が不可能というわけではありません。見栄・体裁・世間体にこだわるのも、突き詰めると、過剰な防衛本能が原因です。防衛本能とはいえ、過剰になると、厄介な存在になってしまうのです。素直な人になる前に、まず素直になれない原因から考えてみましょう。たとえば、友人に本音を話したとき、大笑いされた経験があるとショックを受け、心が傷つきます。たとえば「笑われたくない」から「笑われてもいい」と考え方を変えるだけでも、心持ちは変わります。ところが、気づけばいつの間にか、自分から素直が失われていることに気づくことがあります。何らかの原因で、心が卑屈になっていたり、頑固や意地っ張りな自分になっていたりなどです。心と行動を少しずつ変えていけば、だんだん素直な心を取り戻していけます。積極的に取り組むことができれば、すでに半分成功したも同然です。子供のころは誰でも素直ですが、成長過程で心が傷つく経験が多いと、性格形成に影響を及ぼします。「素直になれるはずがない」と弱気に考えるのではなく「必ず素直になる」と強気で考えましょう。また頑固・人見知り・意地っ張りも、突き詰めると、やはり過剰な防衛本能にあります。いくら教育やしつけという形であっても、行きすぎると悪影響です。また親や先生から叱られたり怒鳴られたりする経験が頻繁にあると、それだけ自分を守る意識も強くなっていきます。素の自分を出したとき、否定的な反応が返ってくる環境で育つと、徐々に「素を出すのは悪いこと」という認識が生まれます。だんだん心が閉じていき、自分の気持ちを我慢することが常態化する。 褒めてもらったり、驚いてもらいたかったり、時には叱られるのを待っています。こう見てしまうと本当に「素直」であることは必要なのでしょうか。自分の主張や意見を持ちながらも、他の人の助言や意見に耳が傾ける、そんな「素直な子」に育ってもらうためにも、まずは良好な親子関係づくりから心がけてみてください。教諭経験から、「素直な子」と言われる子たちには次のような特徴があるように感じます。そうすることで、困難なことからも逃げない心を育てたり、分からないことは誰かに教えてもらう習慣が身に付いていきます。素直に努力ができる子は、何か困難にぶつかったときにも、周りのアドバイスや違うやり方を受け入れることができる子が多いです。しかし、それは「成長の証」として受け入れてあげて欲しいと思います。このように「素直な子の特権」を考えていくと、やはり「素直」であることはある程度必要な要素なのかもしれませんね。では、どうしたら良好な親子関係を築くことができるのでしょうか。それは当たり前のことですが、親になってしまうと、ふと忘れてしまう瞬間がありませんか?自分の思った通りに過ごすということは、簡単なようで難しいことです。ここまで、「素直な子」であることはすばらしい、「素直な子」を育てることはよいこと、として書いてきましたが、では本当に「素直な子」に子どもを育てることは教育として正しいのでしょうか。その気持ちは、その後も「その人のために何かやってあげよう」という気持ちにさせてくれます。自分を忘れず、他人を受け入れ信じることができる素直な心を持った人は、周りからもかわいがられる子になります。せっかく周囲から褒められても「うちの子なんて全然だめですよ。」と子どもの前で平気で言ってしまう。自我が発達することで反抗したり、自己主張したりするようになります。「自分はこう思う」と自己主張できることは大変すばらしく、大切なことです。何かを頑張りたいと思うことができた時、素直な子は自分の気持ちに素直になり、一生懸命に努力することができるでしょう。親から「こんなこともできないの?」と強く言われた子どもは委縮してしまいます。忙しくてついつい、子どもの話していることを聞き流したり、曖昧な相槌を打ったりしていませんか。「素直である」ということは、他の人の望む通りの姿、つまり「言うとおりにできている子」のことなのです。しかし、「素直な子」は世の中では可愛がられることも多いですので、できれば「素直さ」がより多く残っていた方が社会ではプラスになることも多いかもしれません。大人がどんなに上手く聞いているフリをしても、子どもには聞いているか聞いていないかはすぐにわかります。では次に、素直な子が得ることができるメリットについて考えてみたいと思います。良好な親子関係、信頼し合える親子関係は子どもの情緒を安定させることができます。これでは子どもは「自分はダメなんだ」「何をやっても意味がない」と卑屈になってしまいます。人から疑われたり、逆に疑ったりすることは、心を非常に疲れさせます。子どもができないことは当たり前、ということを忘れず、できないことは一緒にやってあげたり、お手本を見せてあげましょう。そう感じる親御さんも少なくないのではないでしょうか。子どもは成長すると少しずつ一般的な「素直さ」が減っていってしまうものです。そして、子どもはきっとどんな反応をしてくれるか、親の反応を待っています。大きくなれば小さな頃より「素直さ」は薄れていくかもしれません。子どもの可能性をつぶしてしまうことになりかねません。周囲から褒められたら堂々と認めて、親も褒めてあげて欲しいです。もちろん、これ以外にも「素直な子」の特徴は考えられますが、今挙げたものだけで考えてみると、「素直」であることは社会の中では良いと思われる特徴もありますが、少し危険な特徴も見受けられます。人は何かアドバイスをしたり助言をした時に、相手がそれを受け入れてくれると「よかった」という気持ちになります。そして、どうすれば「素直な子」に育っていくのか考えてみましょう。皆さんの周りには「素直な子」はいますか。また、どんな子を「素直な子」と感じるのでしょうか。では、「素直な子」にしていくためには、どのような育て方、関わり方がよいのでしょうか。 何か問題やトラブルが発生した時、約束を守らなかった場合など、親は子どもにその理由を尋ねたり、注意したりします。その時、「だって…」「でも…」など、言い訳ばかりする素直じゃない子どもにはどのように対応していけばよいのでしょうか。 なぜ素直になれないのか。 一言で原因を言うと「過剰な防衛本能」にあるのです。 原因の発端は、過去の成長過程にあります。 子供のころは誰でも素直ですが、成長過程で心が傷つく経験が多いと、性格形成に影響を及ぼします。 「いつも素直になれない子供がこの先苦労するのではないかと心配です。」保護者の方からの相談に<<元中学校教師道山ケイ>>が答えます。素直になれない子供は果たして将来苦労するのか?素直になれない子供の心理と接し方を詳しく解説します。 元中学校教師道山ケイが<<素直になれない子供>>の心理や特徴を解説!素直になれない子どもというのは、ある特徴があります。それを理解して対応していけば、すぐに改善されます!具体的なステップをまとめました。