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Cisco Webex教育機関向け180日間無料プログラム 8 月 7 日申込受付終了新学習指導要領で求められる生徒用端末整備に向けて、BYODも活用できるインフラ整備を進めている神奈川県教育委員会は今夏、県立高等学校14校にBYOD専用回線の敷設を進めた。これにより生徒の個人持込端末で校内Wi―fiを利用できる。費用は県負担だが事業者との契約は学校ごとに行う。14校では現在、法人向けインターネット接続サービス「NURO」(ソニービズネットワークス)により、大容量コンテンツでも快適にDLできるため、個人スマホでもデータ使用量を気にせず授業で活用することができる。普通免許状を保有する教員以外にも、免許状を保有しないが高い専門性と多様な経験を有する社会人など、教員として働く意欲と能力を持つ者に対して免許状を授与し、教員として迎え入れることにより、学校教育の多様化への対応やその活性化を図ることとしている。「遠隔教育において、免許外教科担任が対面で指導している場合でも、当該教科の免許状を保有し、優れた指導力を有する他校の教員が遠隔地より参画することは、授業の質を高める上で有益」としており、免許外教科を担任する教員への支援策の1つとして「当該教員の担任する免許外教科の免許状を有する教員が在籍する近隣校との連携や遠隔システムの活用など、当該教員を支援する体制を整備すること」が挙げられている。イラスト800種類以上!日々のつぶやき登録もできる!学級通信作成を支援3か月無償14校は以下。【学力向上進学重点校】横浜翠嵐、湘南、柏陽、厚木【SSH指定校】横須賀、希望が丘、厚木(再掲)、【ICT教育推進校】生田、旭陵、横須賀大津、上鶴間、秦野、城山【その他】横浜国際(次年度よりバカロレアコース開始)、相模原中等教育学校現職の教員以外の多様な人材の活用を図るため、特別免許状についても積極的な運用を示唆。文部科学省は免許外教科担任の許可等に関する指針を10月5日、公表した。これにより今後推進する方向である遠隔教育を円滑に行うことができるようにする。 中高一貫教育校 併設型.

ただ、それについては、学校内でも賛否があり、自分の授業ではICT機器を出してほしくないという先生もいらっしゃいます。そういったところは、まだ検討段階ですが、少なくともICTが身近になったのは確実です。また「誤答の多い質問」として、正答率が低い問題もリアルタイムで出てきます。それを受けて、自発的に復習をしようという生徒もいます。教員の方も、クラスの結果に応じて、ここのクラスはこの問題ができなかったから、ここを丁寧に解説しよう、次のクラスは…と、よりクラスに応じた説明をすることができるようになりました。秦野高校の基本方針は「自主自律」ということで、さほど厳しくないといわれます。BYODのルールにしても、もちろん法に抵触するものは禁止ですが、SNSやYouTubeの動画配信などに関しては、特に禁止や制限はしていません。本日は「BYODネットワークを利用した生徒の活動について」お話しします。この夏から秋頃にかけて、神奈川県の全高校でBYOD(Bring Your Own Device)が導入されることになっています。秦野高校はICT利活用授業研究推進校で、昨年の12月から一足先にBYODネットワークの運用を開始しています。その中で見えてきたことや活用の仕方などを中心に、お話ししていきたいと思います。本題に入る前に、今年度の初めに、つくば市の独立行政法人教職員支援機構で行われた、4泊5日の情報化の指導者養成研修についてお話しします。その講師陣が大変充実しており、本日ご講演いただく鹿野先生にも、丸一日じっくりお話をしていただきました。また、大学の先生や現役の校長先生といった方々に、いろいろな視点からICTや教育の情報化についての講演をしていただきました。月間行事予定やテスト範囲などを掲示すると、生徒たちが写真をとって携帯に保存するという場面はよく見られると思いますが、わが校では、それを最初から電子配信しています。全学年、全クラス、全授業、といろいろな単位の連絡事項をPDFで行えるので、紙にしたら1万枚ぐらいは節約になっていると思います。研修の要点は、大きく分けて5つありました。第一が ICT利活用は手段であり目的ではないということ。秦野高校は、ICT利活用授業研究推進校で、昨年度までの3年間が第1期、今年度が4年目で、ちょうど第2期が始まったところですが、とにかくICTの利活用を増やそう増やそうとするあまり、ICTを利活用すること自体が目的になってしまっていたのではないかということを、ここで再認識しました。秦野高校の数学科で、今年度組織的に取り組んでいるのはICTを活用した小テストです。1年生と2年生は、学年を通して週1回程度、定期的に小テストを行っています。作成に使ったGoogle Suiteでは分数や数式は表示できなかったため、画像で貼り付けました。プログラミング的思考や、新学習指導要領を意識しながら学習を進めています。小テストを各自に配信すると、生徒一人ひとりでよく考えて見るようになり、振り返りもできるようになりました。SNSを使って調べ学習をするかもしれないし、部活動等で、フォームチェックの見本として動画配信サービスを活用することがあるかもしれないからです。導入前後での変化として、もっとも大きなプラス面は、ICT利活用が身近になったということです。以前は、先生が授業の資料を生徒の前でクラス全体に提示するというスタイルでしたが、今の生徒たちは、スマートフォンやタブレットが手元にありますので、何か疑問があったときは、すぐ自分で調べる習慣がつきました。ロイロノートは、タブレットを使った授業支援アプリです。こちらは、実際の授業風景ですが、生徒は自分のスマートフォンを見ており、教員は教室の前にプロジェクターを置いて授業を進めます。ロイロノートの良いところは、生徒の意見がそれぞれ瞬時に集約でき、それを共有できるところです。それから、機器によって操作方法が違うことも悩みの一つです。学校全体でChromebookやWindowsのタブレットを入れるのでなく、各自のスマートフォンを使っているのでiPhoneとAndroidの違いで、説明ができない場合があります。アプリを入れるにあたっても、「Androidには対応していません」ということが実際にありました。今まで小テストをやっても、ここまで細かいところまで分析するのは難しかったのですが、自動採点、自動修正ということで、こんなことができるようになってきました。また、通信量を気にしなくてよくなりました。その結果、ICT小テストが増えてきたことを実感しています。それ以外にも、図のような点がプラス面として出てきています。同じように、導入前後での情報モラルについても、マイナス評価はほぼなくて、一番多いのは「変化なし」でした。BYODが入ったから、何かが大きく変わったというようなことは、今のところないようです。導入してから半年近くがたった7月に、第2回目のアンケートを取るので、何か変化があるかどうかは、引き続き見ていきたいと思います。小テストと同様に、ICTを活用して、生徒による授業評価アンケートを作りました。それ以外にも、Tシャツコンテスト、通学方法調査、体育祭アンケート等など、いろいろなアンケートを行いました。下図は、国語の授業ですが、自分の意見をスマホで送り、様々な意見が集約されていきます。そして、自然発生的に、会話が始まります。「比較」という機能も付いていて、各自が出した意見を比較することができます。これらのアンケートは、Google Classroomを使って配信しました。生徒は自分の学年、クラス、授業など、いろいろな単位でClassroomを活用しています。本校には、「ICT委員会」という生徒組織があり、そこの生徒と話をして、SNSとのうまい付き合い方を考えてほしいと伝えています。そして、法に触れなければ、オンラインゲームをやったり、指定されたアプリ以外をダウンロードしたりしても、生徒の自主自律を尊重するという意味で、罰則は設けていません。二番目が、活用しやすい環境の整備です。研修には、全国各地から受講者が来ていて、いろいろな地域、公立・私立など様々な立場の学校とお話することができました。その中には全教室に電子黒板や、大型提示装置が既に配備されている学校もあり、ICTをより活用しやすい下地ができているということがわかりました。さらに、先生によってICTの活用度合いが違います。授業中はもちろん、クラス運営でも、いろいろ積極的に配信する先生と、あまり配信しない先生の違いがどうしても出てきています。G Suiteを活用した小テストのメリットは、集計がリアルタイムにできるという点です。生徒が送ってくるごとにデータが集まり、その場でどんどん集計されていきます。平均点がリアルタイムに変わっていくので、この画面を表示しておくと、生徒は平均が下がった、上がった、何点が出たということに興味津々で、よい刺激を受けているようです。さらに、自動採点ができるので、各回の個人の点数とクラス平均を一覧にしたものを作りました。テスト前には、これを生徒にフィードバックしています。逆にマイナス面は、教室によってWiFiが入りにくい場所があることです。これは、学校という建物の性質上、建物に鉄筋が埋め込まれているためです。WiFi機器は2~3教室に一つ設置していますが、一番遠い教室の、さらに対角線に位置する窓際の一番後ろとなると、どうしても入りにくいところが出てきてしまいます。その辺りも改善できないか、検討しているところです。さらに、「無記名」という機能が付いているので、手を挙げて答えるのは恥ずかしくて苦手という生徒も、気軽に意見を出すことができます。無記名で提出してもよいことにすると、いい意見が出てくることが多く、特にこの点は、ロイロノートを使う大きなメリットであると感じます。秦野高校の場合、朝のホームルームのあと、プロジェクターとマグネットスクリーンとPCを持って1時間目の授業に行くことがあります。2時間目、3時間目と連続してICTを使う授業があると、正直大変だと思うこともあります。そこで、まず活用しやすい環境づくりをすることが、とても重要なのではないかと感じ、現在整備を進めているところです。四つ目が教科横断的な取り組み。この取り組みは、これから先、必ずしなければならないものです。五つ目として、 情報モラルの育成もBYODについては必ず必要だということを感じました。三つ目に、組織的な取り組みという意味でのICTのメリットは、教材の共有が容易になるということです。例えば、今までそれぞれの先生が作っていた小テストを、ICTを使うことで、同じテストを使うことができるわけです。また、校務の効率化についても、学校を挙げて組織的に取り組むことが大事なのではないかと感じました。下図は結構できる生徒の結果で、ほとんどの単元でクラス平均を超えてきています。ところが、「加法定理2」だけクラス平均を下回っているので、この加法定理の応用のところをもう少し復習する必要があるということがわかります。また、クラス全体で見ると、「三角関数の合成」のところは平均点が低いので、最後のテスト前に、クラスで復習してみようか、という方策が立てられます。学習と遊びのけじめがつかなくなる可能性については、特に運営する前にとても心配していたのですが、今のところそういった状況はないようです。アンケートを取ると、節度についてはプラス評価が9割を超えていたので、生徒たちは、節度を守って使っているように感じます。生徒に問題を配信し、チェックボックスを選ぶ形で回答していきます。紙で解いて、答えはICT機器をタップしていく形になっています。ここからは、秦野高校のBYODネットワーク利用規定と実際の運用状況について、お話ししていきます。