室井はなぜ逮捕されたのか?やはり、室井は有罪なのか、それとも、室井は嵌められたのか?少なくとも友達でいたくありません。それよりも、敵に回したくないかも…きっと、現職の弁護士の人たちには面白くも楽しくもない、イヤミな映画でしょうね。警察庁長官を狙う警察庁と警視庁のトップの確執が絡み、事態は更に混迷を深める。しかも今回の相手は灰島秀樹(八嶋智人)という凄腕の弁護士が相手である。本来なら小原久美子のボスである津田誠吾(柄本明)なのだが、ある事があり警察がらみの弁護は引き受ける気がなくなっている。ですが、やっていることといえば、町弁と一緒。大手の事務所の、しかも所長がやるような仕事はしていないのが笑えます。考えられるのが、アメリカのように、病院や警察の周辺をうろついて、「このたびは大変なことに…、弁護なら私が引き受けます」という輩が生まれる可能性です。まさに、映画と同じ設定…年間3000人の合格者は現在の弁護士数を短期間で倍にしてしまいます。「踊る大捜査線」の番外編としてのOdoru Legendの第2弾。警視正・室井慎次が主人公の映画です。さて、この映画でムカツク程に憎たらしい演技をしていたのが、灰島秀樹弁護士役の八嶋智人です。室井の担当弁護士になったのは小原久美子(田中麗奈)。弁護士になって6ヶ月の新米弁護士。新城(筧利夫)や沖田(真矢みき)は尽力するが、事態は好転しない。つまり、今の弁護士のステータスは確保されなくなるのです。当然食いっぱぐれる弁護士も出現します。こういう事を考えながら映画を見ていました。そうすると、灰島秀樹弁護士という存在は法曹界に対する皮肉なのかなぁ、とボンヤリ思ったりして…。この映画のヒールなので、結果としてはいい演技をしていたのだと思いますが、こんな弁護士がいたら、絞め殺してやりたくなるような気持ちになるでしょう。司法試験の制度改革によって、これから段階的に合格者数が増えていきます。将来的には年間3000人の合格者を輩出する予定になっていますが、問題は需給のバランスです。ですが、現実問題として、灰島秀樹弁護士のような弁護士が今後大量出現する可能性があるのを映画は示唆しているようにも思えました。青島刑事に相当する現場の刑事として哀川翔演じる工藤敬一が配され、和久さんに相当する役柄として柄本明演じる津田誠吾弁護士が配されているように感じました。踊る大捜査線同様のキャラクターを配置することで、踊る大捜査線ワールドが再現されているのを感じる作品です。2005年2月某日-警視庁・室井管理官(柳葉敏郎)が、自らが指揮をとった殺人事件の捜査に絡んで逮捕されてしまう。ところで、室井が容疑者となったことで、警察内部で権力争いに火がついてしまった。一方、室井の捜査への姿勢に心動かされた新宿北署の現場の刑事・工藤敬一(哀川翔)らは、殺人事件の捜査を続投する。 映画「容疑者室井慎次 」ネタバレあらすじとラストまでの結末・動画やみんなの感想を掲載。起承転結でわかりやすく徹底解説しています。容疑者室井慎次 のストーリーの結末・感想や感想を含んでいるので、観ていない方はご注意ください。この映画のカテゴリーは サスペンス映画 です。 室井の逮捕の裏には、警察の不正を暴こうと意気込むやり手の弁護士・灰島(灰島)の存在がありました。彼は事務所の仲間とともに執拗に室井を追い詰めます。大学時代に恋人に自殺されてしまったという、室井の辛い過去まで表に出し、灰島は室井を追い込んでいきます。被疑者として取り調べを受けていた警官である神村(山崎樹範)が逃走し、その途中で車で撥ねられ死亡したことから、捜査の過程で過剰な暴力行為があったとして、神村の母親が刑事告訴したからでした。一旦は釈放された室井ですが、停職処分となってしまいます。灰島の追い詰め方は人として卑劣な面がありました。そんな室井の真摯な姿勢に賛同した、新宿北署の工藤(哀川翔)を始めとした刑事たちは、室井を助けようと真犯人の捜査に動き出します。しかし灰島は執拗に室井たちの捜査を邪魔立てします。また、警視庁と警察庁の権力闘争もあり、捜査は思うように進みません。厳しい状況の中でも、室井たちは捜査に奔走します。やがて、捜査線上にひとり女性が浮かびあがります。桜井(木内晶子)というその女性は、三角関係のもつれから黒木という男の殺害を、石本というチンピラに依頼した事件の真犯人でした。神村は彼女を庇おうとして黙秘を続けていたことが、桜井の供述から判明しました。映画「容疑者 室井慎次」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。室井自身と室井を信じる仲間たちにより、事件は解決することができました。灰島は告訴を取り下げて悔しがります。辞職を覚悟していた室井ですが、広島県警への異動が命じられるのでした。警視庁管理官である室井(柳葉敏郎)は、新宿で起きた殺人事件の捜査本部長を務めていました。その業務の中、「特別公務員暴行陵虐罪の共謀共同正犯」の容疑で、室井は逮捕されてしまいます。沖田警部捜査一課管理官(真矢みき)は追い詰めれた室井を救おうと、正義感溢れる若き弁護士・小原(田中麗奈)を手配します。室井は危ない身上になりながらも、事件解決へ向けて奔走します。ここからは映画「容疑者 室井慎次」のネタバレを含んでいます。あらすじの結末まで解説していますのでご注意ください。 『容疑者 室井慎次』(ようぎしゃ むろいしんじ、英題: The Suspect)は、『踊る大捜査線』のスピンオフ映画。2005年8月27日に『THE ODORU LEGEND CONTINUES』として公開された。 「踊る大捜査線」の番外編としてのOdoru Legendの第2弾。警視正・室井慎次が主人公の映画です。踊る大捜査線同様のキャラクターを配置することで、踊る大捜査線ワールドが再現されているのを感じる …
容疑者 室井慎次の映画レビュー・感想・評価一覧。映画レビュー全13件。評価2.6。みんなの映画を見た感想・評価を投稿。 映画『容疑者 室井慎次』のネタバレあらすじ結末と感想。容疑者 室井慎次の紹介:2005年日本映画。踊る大捜査線シリーズのスピンオフ映画です。シリーズの主人公である青島の強い味方である室井さんが、「容疑者」という立場で登場するこの映画はファンに衝撃を与えました。