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ZS四天王（小説） ・AIR（berry様） ・カレカレ（江良ナルミ様＆咲坂ナナミ様） ・迷走海底（アジ郎様） 四天王と言いながら、3人しか選べませんでした^^； 小説は漫画よりも自由度が高いので、内容が作品によって ガラッと変わってしまう事があります。 東西南北の守護神「四天王」 仏教において、世界の中心と考えられている想像上の山を「須弥山（しゅみせん）」といいます。その須弥山の中復に住み、四方のそれぞれを護る四人の王を「四天王（してんのう）」といいます。.
連載小説 須佐の杜ラプソディ｜第十五話「四天王、現る」 第十五話「四天王、現る」 津上知佳は、八畳の和室の一室に一人。 座布団の上で、静かに物思いにふけっていた。 入院先の病室に現れた不思議な老人に連れられて、病院から抜け出した。 山名四天王は大内家派と尼子家派に分かれ抗争を繰り広げ、山名家の守護としての力を急速に失っていた。ここに俺の率いる種子島軍が急襲したのだから、国を挙げて連携して抵抗する事など出来るはずもなく、各個撃破されることになった。 正確には、欲界の六欲天の中、初天のことを四天王と呼称する。（四王天、或いは四大王衆天（しおうてん、しだいおうしゅうて）とも呼称される）そこに住んでいるのが、四天王の名で知られている守護神である。彼らはそこの主であり、須弥山の頂上にいまわす帝釈天に仕え、須弥山の中腹で共に仏法を守護するのが彼らの役目である。 この四天王が信仰されるようになった大きな事件が約1400年前の日本でありました。四天王は、それぞれ須弥山の中腹に住まい、その麓の世界を監視し、仏様をお守りします。また、七福神に列し、福の神としても知られる毘沙門天として祀られる金運の神様などの話はこちらで詳しく解説しています。歴史上の徳川四天王や、ゲームなんかでも四天王という言葉が、強い4人グループを意味するようになりましたが、すべては仏教の四天王に由来しています。それらを表した、広目天像については後のほど詳しく解説いたします。四天王像の多くは、筋骨隆々で鎧を身に着け、顔は忿怒相(ふんぬそう)という怒ったような気迫あふれる顔をしています。四天王は、この須弥山の四方(東西南北)に分かれて、この山に入って仏様や仏教の教えを亡き者にしようとする鬼などの悪から仏様や仏法を守っているのです。ちなみに方角の下にある名前は、須弥山を中心としてその方角にある仏教世界を四つに分けたそれぞれの地域を意味します。持国天は青緑系統の顔で描かれ、増長天は赤色、広目天は肌色、多聞天は青系等などで表現されますが、仏像によって違います。天平～平安～鎌倉以降といった時代によって大きく作風が変わりますので、その変遷もご紹介します。仏師(仏像を造る職人)の中でも日本で最も有名な運慶の作とも言われる興福寺の四天王像は、東大寺や法隆寺のものよりも、躍動感にあふれ今にも動き出しそうな姿で、圧巻の一言と言えます。ちなみに、仏教の中の天部という神様の中には四天王の他にも十二神将(薬師如来の守護神)や八部衆(仏法の守護神)など四天王のような護法善神のくくりがあります。興福寺中金堂に伝わる四天王像は、鎌倉時代の作で本来は運慶の父の作と言われていましたが、研究によって運慶の作である可能性があります。本文の途中で出ていた四天王像の画像は、東大寺戒壇堂の四天王像で下が、今一度それらをまとめてご紹介します。仏像が好きな方や、仏閣を見るのが好きな方に人気の四天王像という四天王の姿をこの世に表現した仏像は色んな寺院で見ることができます。四天王の神々は、二十八部衆という千手観音菩薩を守護する天部の神々にも属していて、そちらでも仏像がありますが今回は四天王像での解説をメインにいたします。また、守護神という性格に加え、仏様だけでは救いきれない衆生(人々等)にご利益を授け救済をしてくれる福徳神という性格も持つ神様です。国立奈良美術館の四天王像は興福寺に伝来する、平安時代の四天王像を展示しています。四天王の配下とされているのですが、四天王像ではこれらを踏みつけ、悪を成敗する迫力を感じさせる部分となっています。どちらかと言うと、日本の四天王像の方が動きがあり迫力もあります。須弥山を中心として、その周りに私たち人間や動物たちが住んでいるとします。日本で四天王が広く信仰されるきっかけとなったのは聖徳太子が四天王に戦勝祈願をし、そのご利益、ご加護があってか戦争に勝利したことと言われます。仏教の守護神となる4柱の神様はどんな神々がいるのか、詳しく見ていきましょう。四天王の中でも特に多聞天(毘沙門天)信仰が一般的になり、平安時代には初の征夷大将軍の坂上田村麻呂が。それぞれの四天王は、インド神話に出てくる雷神インドラ(帝釈天の由来)の配下にいた神とされ、それがそのまま仏教に取り入れられて、帝釈天の配下の仏教を守護する四天王となります。さらに、顔は他の四天王像と違い、目を見開いて威嚇するのではなく、眼光は鋭く物事を見極めるという広目天の役割を表したかのような姿です。この須弥山は仏教の神々が住む山で、山のさらに上空、あるいは宇宙に仏様がおられる極楽浄土という世界があるのです。日本書紀に記述される、飛鳥時代の丁未の乱(ていびのらん)と言われる聖徳太子・蘇我馬子連合と物部守屋の日本における宗教戦争です。これらの彩色は、四天王を含む仏教の仏様の世界、神様の世界を表現した曼荼羅の中での四天王の姿が由来であることが多いです。また、自ら四天王像を作り、戦勝のあかつきには、四天王を祀る仏閣を建立するという誓願をしたと言われます。インドのバールフット等に代表される紀元前の仏教遺跡群などで描かれる四天王は日本の四天王像で思い浮かべるような荒々しい武人の神々ではなく、貴人像という高貴な人の姿をしています。広目天像は時代によって大きくその姿を変えるのですが、最も有名な東大寺戒壇堂の広目天像に代表される、この密教における仏教の世界観を可視化するために造られた曼荼羅を、仏像を使って立体的に感じることができる、立体曼荼羅を東寺講堂に造りました。多聞天のご利益などについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。東大寺戒壇堂の四天王像は日本でも最も有名な四天王像の一つです。また、戦国時代には上杉謙信を始め、武田信玄、豊臣秀吉、徳川家康は四天王の中の毘沙門天を信仰したと言われます。これらの四天王像は仏様が安置される須弥壇を囲うように配置されています。四天王の役割である「仏様を守る」ためにこのように配置されているのです。他にも、唐招提寺や薬師時にも国宝や重要文化財指定の四天王像があります。ちなみに、四天王の上司と言うべき存在に、帝釈天(たいしゃくてん)という神様がいます。ちなみに、広目天は配下(眷属)にナーガ(龍神)という龍衆と富單那(ふたんな)を抱えているとされます。ちなみに、この邪気はもう悪い存在ではありませんので、中には踏まれて不適に笑っているように見える邪鬼もあります。法隆寺の四天王像は日本最古の木像の四天王像で、飛鳥時代の作とされます。四天王も強い神様と言われますが、帝釈天という神様は、死んでも何度でも蘇って戦いをするという阿修羅(あしゅら)と戦い勝った神様で、最強の神様と言われます。いずれにしても、中国において武人の性格が加えられ日本にもたらされるようになりました。四天王像の中でも、特徴的な姿をしていることから人気の高い神様です。増長天像は右手に鉾(三叉戟と言われる)や剣などを持ち、もう片手は腰に手を当てているものが多く見られます。四天王は本来はインドの神様だということは各四天王のご紹介のところで解説いたしました。仏教における四天王とは、「仏様という尊い存在」「仏教の教え(=仏法)」を悪から守護する最強の神様を意味します。ちなみにこの帝釈天は須弥山の頂上にある、極楽浄土に近い忉利天(とうりてん)という世界の喜見城に住んで、四天王を配下にしています。ここからは、四天王を表現した仏像について見どころや持ち物などの表現の意味をご紹介します。東寺は密教を持ち帰った空海が、東寺真言宗総本山として、密教の教えを広める中心地とします。サンスクリット語の音訳で提頭頼叱(だいずらた)とも呼ばれます。正式名称「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院」と言い、国家鎮護のために平安京遷都に伴い建立されたお寺です。ちなみに、中国の四天王像は日本のそれとは少々違い、持つものや採色されたときの肌の色などの違いがあります。国立奈良美術館では、四天王像以外にも、四天王が描かれる曼荼羅も見ることができます。鎌倉時代後期には時代を変革する、稀代の名称の楠木正成は幼名を「多聞丸」と言うなど深い信仰が見られます。また、鎌倉時代の作など仏像によっては、荒々しい武将の姿で他の四天王像のように目を見開いて忿怒相をしていて、手には剣や三叉戟という武器や羂索(けんさく)というロープを持つものもあります。天平時代(730年前後)の仏教文化が大きく花開いた時代に造られた1300年も前の仏像を間近で見ることができます。これらの邪鬼は、元々仏法に敵対する悪の存在でしたが、釈迦の教えに帰依して仏法を守る守護神となった存在です。音訳では毘楼勒叉天(びるろくしゃてん)と表記され、増長天の別名です。四天王の中で最強と言われる神様であり、多聞天(毘沙門天)の由来となる神様は財宝の神様「ヴァイシュラヴァナ」と言われ、私たちに財運向上など福を届けてくれる神様とされ信仰されています。仏教の世界では、世界は円盤のような作りで、その中心に山が高くそびえたっています。前述しましたが、法隆寺の四天王像は他の四天王像と違い、貴人像です。この筆と巻物の意味には様々な解釈がありますが、最も一般的なのは、鬼や魔物を監視するとともに、私たちの生活も監視しているとされ、良いこと悪いことを記し帝釈天にそれらを報告するためにこれらを持っているとされます。仏教が生まれたインドでは、仏教が生まれる前からバラモン教(ヒンドゥー教の元)や各民族で信仰する地場の宗教がが信仰されてきました。あらゆるものを見通す力を持つ広目天は仏教世界の敵を見張るだけでなく、私たち人々の生活をも監視していると言われます。四天王像は仏像に詳しくない人でも、迫力溢れる姿からも見ていてとても楽しめる仏像だと思います。戦国時代には上杉謙信が自信を毘沙門天の生まれ変わりだと信じ、戦の幟(のぼり)には「毘」の字を掲げていたことでも有名ですが、他にも多くの武将が古くから毘沙門天を戦の神様として祀っています。平安時代の四天王像は、奈良の四天王像とは違い強さを表現した荒々しい武人の姿です。これらの四天王像の配置される方角や姿をさらに楽しむためにも、四天王を含む、仏教の世界観についてご紹介をしたいと思います。この厳しい戦いの戦勝を祈願するため、聖徳太子は信貴山朝護孫子寺に寄り戦勝を祈願すると、四天王の多聞天(毘沙門天)が現れ必勝の法を授かったと言います。東大寺や全国の国分寺、国分尼寺は「金光明最勝王経」というお経を元に四天王の国家鎮護のご利益にあずかろうと建立をされます。しかし、四天王像の中ではそのような姿をしていないものもあります。四天王がどのように生まれ、日本ではどのように信仰されてきたのか、その由来や歴史について詳しくご紹介いたします。インドで生まれた仏教は時を経て、中国にもたらされ中国で神将像と言われる、荒々しい武将を模した仏像になります。これは、仏法の守護神として、悪を監視し成敗するという役割を表現しています。御尊像として祀られる毘沙門天像でも同じような姿が多いのですが、宝塔などは持たないものもあります。法隆寺の四天王像は中国風の貴人の服装をしていて、1400年の時を経て、静かに仏様を祀る須弥壇を守るその姿は躍動感こそ後世の四天王像ほどはありませんが、深く感じるものがありますので、ぜひ一度見てみてください。このような像の姿を「神将像」や「武人像」と言い、金剛力士像などにも見られるものですね。多聞天や増長天のいずれかと2柱だけで二天像として仏門などに安置されることもある神様です。その名前から仏教の守護神という性格に加え、五穀豊穣の神という一面も持つとされています。盧舎那仏大仏のある大仏殿の大仏後方に、多聞天立像と広目天立像があります。日本では、現存する最古の四天王像の法隆寺にてこの貴人像姿の四天王像を見ることができます。眷属には乾闥婆(けんだつば)、毘舎闍(びしゃじゃ)を連れているとされます。東大寺戒壇堂の四天王像は持国天、増長天の猛々しい迫力と、広目天、多聞天の静かで厳かな迫力を感じることができます。東大寺は正式には、「金光明四天王護国之寺(きんこうみょうしてんのうごこくのてら)」と言い、ご尊像が四天王ではありませんが、四天王のご利益による国家鎮護を願い建立されています。仏像によって持ち物が変わることもありますが、お経の中で四天王の持ち物は次のようであるとされ、それぞれの役割を果たしていると言われます。仏教の世界では神様が最も偉いというのではなく、仏様が最も尊い存在となります。この戦いでは神道と言う日本古来の宗教を守る立場となった物部守屋が、仏教を日本にもたらし広めようとする聖徳太子と蘇我氏の軍勢と戦います。また、四方に配置される四天王像は反対に位置する仏像とバランスと取っていることが多く、例えば持国天が右手を挙げていれば反対の広目天は左手を挙げている四天王像もあります。東大寺の大仏の建立や全国の国分寺・国分尼寺建立など、仏教による日本国の護国を願った聖武天皇も四天王を深く信心しました。四天王は上記の4柱で、それぞれの四天王は上記の方角を守ります。持国天は荒々しい作風の四天王像が多く、とても迫力のある神様です。世界最古の木造建築物の法隆寺において、時が止まったかのような法隆寺金堂の四天王像もまたぜひ一度見てみてください。四天王という存在を知るために、仏教の世界観について簡単にご紹介します。四天王の覚え方ではよく持国天/増長天/広目天/多聞天の頭文字をとって「持増広多(じぞうこうた=地蔵買うた)」という語呂合わせがありますね。また、中国の仏像でも全く彩色が違ったりしますので一定したものではありません。持国天同様、顔は鋭い忿怒相で、武闘派の神様として、表現されますね。四天王像の中での多聞天像は宝塔という、釈迦の遺骨(仏舎利)を納めた等を右手に持ち、左手には宝棒や下の写真のような金剛杵という仏教世界の武器を持っているのが一般的です。これらの神々が活躍するインド神話に描かれる神様を仏教を説いた釈迦は仏教の守護神だと説いたのです。また、お寺だけではなく奈良や京都の美術館でも四天王立像は楽しむことができます。結果は聖徳太子側の勝利となり、誓願の通り聖徳太子は四天王を祀る寺院であり、日本初の勅願寺院「四天王寺」を建立します。鎧を着るのではなく、中国の唐代の貴族風の恰好をしている四天王像です。多聞天は「よく聞くもの」というサンスクリット語の意味から多聞という言葉が付けられたのですが、広目天はサンスクリット語で「ヴィルーパークシャ(特殊な眼を持つもの)」という意味を持つことから広目という漢字が当てられます。それは、インドで本来描かれていたような荒々しさはない厳かな雰囲気を醸している「貴人像」と呼ばれるものです。