「龍」を4つ書く漢字は画数が多いことで有名ですが、その成り立ちはどのようになっているのですか? a. q0026でご紹介した通り、『大漢和辞典』に収録されている漢字の中で、1番画数が多いのがこの漢字で、64画あります。図のように、音読みはテツ、意味は「言葉が多い。多言」となっていますが、残念ながら、成り立ちの説明はありません。 龍の謂れとかたち. とくに「龍」は、1字だけでも字体、字音、字義にインパクトがあるようで、それが4つも重ねられた字は、「奥深い」漢字の世界の最多画数の座を飾るにふさわしく感じられるようだ。漢字の蘊奥を感じ取る素材として十分な存在となっているようだ。 漢字の部首・画数・読み方・筆順・意味などを調べることができる漢字辞典サイトです。jis1・2水準のすべての漢字を含む約27,000字を収録しています。また、同時にその漢字を含む四字熟語や故事・ことわざなども一覧で見ることができます。 資料6:「龍4つ」の漢字についての記述がある。読みは「テツ・テチ」。 また、p41~43「幽霊文字からキョンシー文字へ?」では、84画の字「たいと」(雲3つ、龍3つ)についての記述あり。
「龍」という漢字の部首・画数・読み方・人名読み・筆順(書き順)・意味・Unicode(ユニコード)などを掲載しています。 龍の謂れとかたち 最も字画が多い漢字《龍龍龍龍(てつ)》 朝日新聞のコラム《漢字んな話 龍4匹集まり井戸端会議》で 写真に示す漢字が、一番画数の多い漢字の例として紹介された 龍が四つで出来た64画の漢字
「龍」の書き方・筆順(書き順)解説です。文字の美しい書き方の基本の一つが筆順(書き順)です。一般的で自然な筆運びをアニメーションで紹介しています。 All rights reserved.漢字、特に国字についての体系的な研究により、2007年度金田一京助博士記念賞に輝いた笹原宏之先生から、「漢字の現在」について写真などをまじえてご紹介いただきます。 実は、なんと、これらにはさらに先があるのです。要するに漢字を4つ並べたものですね。理義字と呼ぶかどうかはわかりませんが。 「朤」(月が4つ)- ロウ 「 」(石が4つ)- ライ 「 」(風が4つ)- ホウ(36画) 絞り込み(「龍」に追加可能な構成) 一; 丨; 丿; 人; 八; 丆; 亠; 亻; 厂; 口; 土; 大; 小; 山; 干; 幺; 亼; 卄; 宀; 广; 廾; 彳; 扌; 氵; 艹; 阝; 天; 日; 月; 木; 火; 王; 龰; 龷; 目; 石; 示; 禾; 穴; 立; 衤; 共; 合; 幵; 有; 竹; 糸; 耳; 虫; 衣; … 同じ漢字を4つ並べた理義字もある. これと「興」4つは、なぜちょうど64画という数字で頭打ちになっているのだろうか。実はもう1つ、説明の難しいほど様々な字を寄せ集めてできた64画の字も見つかっている。また50画台の字がほとんどない割に、なぜ64画の字ばかりが3つもあるのだろう。かつて古書の記述を調べたり、あれこれと考えたりした結果、中国で古くから根強く存在する六十四卦の思想を元に、漢字でも最小の「一」画があるので、最大の「六十四」という画数を押さえて、両端を埋める必要が意識されるようになり、作成されたものではないかと、書いてみたことがある。前者は、中国の古い道教の書籍にそれらしい使用例を見たが、もとより文脈がとれるような文章ではなく、中国古典で実際の言語を表そうとした使用例は見出しがたい。前者【図1】は、テツ・テチという音読みで、多言、つまりよくしゃべる、おしゃべりというような意味で、かつては、かの『ギネスブック』にも掲載されていた。後者【図2】は、セイという音読みしか伝わっておらず、字義は「政」という字音がほのめかしているようだが、明確ではない。ともあれ、このインパクトのある字の由来を考えておこう。まず、「龍龍」と「龍」を二つ並べて2匹の龍が飛ぶ様を表す字があり、それを声符とした字【図3】が作られた。これがさらに「龍」ばかりが増殖し、「言」を同化して生じた字だと考えられる。一般に関心をもたれがちなことなので、60画台の字について述べておこう。中国では、辞書に「龍」を4つ書く字【図1】と「興」を4つ書く字【図2】とがある。いずれも64画に達する印象に刻まれやすい字であるが、どこか様になっている。とくに「龍」は、1字だけでも字体、字音、字義にインパクトがあるようで、それが4つも重ねられた字は、「奥深い」漢字の世界の最多画数の座を飾るにふさわしく感じられるようだ。漢字の蘊奥を感じ取る素材として十分な存在となっているようだ。© SANSEIDO Co., Ltd. Publishers.