リモートワークの「働きすぎ」の問題は「バランスホイール」を意識したゴール設定をすることで解決できます。勤務時間が固定されていないリモートワークであれば、なおさらそうでしょう。今回の記事では、リモートワークでの「働きすぎ」の問題をコーチングではどのように考えるかについて書いてみたいと思います。「バランスホイール」では、以下のゴールをそれぞれ設定することが望まれます。[anywherゲストライター]苫米地式認定コーチ、プロジェクト「REen」代表、(株) PRIME外部顧問広島県に生まれる。大学で認知心理学を修めた後、ミュージシャン、高級ラウンジでの黒服、イベント会場設営管理、ファッションモデル、ライター、国語(現代文)講師、教育アドバイザーなど、さまざまな職業に従事。『REenのブログ』http://reen-coaching.com/詳しいプロフィールはhttp://reen-coaching.com/profile/ウェーバーは、この言葉を引き合いに出しながら、資本主義は勤労が美徳であるという信念によって支えられていると考えました。「ゴール」はもっとも重要な概念であり、「ゴール」を設定しなければコーチングははじまりません。特定の場所や時間帯にとらわれないリモートワークの特徴が、仕事以外のゴール達成に貢献するからです。このように、リモートワークは「バランスホイール」と相性のいい働き方であると言えます。資本主義社会の中で働く私たちは、いつの間にかこの信念に浸ってしまい、つい働きすぎてしまうものなのかもしれません。宗教社会学の泰斗マックス・ウェーバーは、主著「プロテンタスティズムの倫理と資本主義の精神」で、ベンジャミン・フランクリンの以下の言葉を引用しました。リモートワークは、好きな時間に一人で働くことが多いために生じる問題です。本当の幸福とは、人生のゴールをバランス良く達成することでしか得られないと考えているからです。バランスホイールとは、複数のゴールをバランス良く持つことを推奨する考え方です。どうしても「仕事、キャリアのゴール」に傾きがちなところを、意識的に他のゴールを設定し、仕事と同じくらい他のゴールも大切にすればよいでしょう。リモートワークを実践する際に生じる問題として、「働きすぎ」があります。「時間は貨幣であることを忘れてはならない。一日で10シリング稼げるのに、遊んだり怠けたりして半日過ごすような人は、実際には6ペンスしか娯楽に使っていないとしても、最低5シリングはドブに捨てているに等しいのだ」夫婦や親子の関係、プライベートと仕事のバランス、健康状態など、人生には色々な側面があるはずですが、彼らはそれらを軽んじているように見えました。そのような「バランスホイール」が満たされる生き方は、自由度の高いリモートワークのほうがかえって容易に達成できるのです。これらのすべてに心から達成したい状態を設定し、同時に満たされていくことで幸福な人生を送ることができます。私はかつて、医者、弁護士、不動産投資家といった、社会的地位が高い職業に就いている親に要請され、子供の教育指導にいくことが多々ありました。リモートワークこそ、「バランスホイール」を意識した生活設計に向いている働き方であると言えます。しかし、リモートワークであれば旅をしながら仕事をすることが可能です。たとえば、旅行が趣味の人が企業に勤めていては、年のうち数回しか趣味の時間をとることができません。職業という面では成功者とみなされる彼らですが、家庭内を覗いてみると幸せそうには見えませんでした。サムライハウスは榊原健太郎氏率いる、サムライインキュベート社のコワーキングスペースです。イスラエルの商業とビジネスの中心地テルアビブのど真ん中、ナハラット・ビンヤミン通りのビルの2階にあります。 イスラエルと周辺諸国のス…そして、その重要性については、これまでの記事でも何度かお伝えしてきました。 こんばんは。 女性の未来の働き方を創造する 永金です。 あなたはリモートワークという働き方をご存知でしょうか? テクノロジーの進化によって可能になった働き方ですが、近年リモートワーカーとして生 … ちょうど外出自粛の真最中で、リモートワークが励行されていた頃だ。まずこの図を見ると、ほぼ7割の人がオフィスにほとんど出勤していなかったのがわかる。注目したいのは、次のグラフ。自宅での勤務で「仕事の効率が上がった」と応える人はわずか3割。7割の人は仕事の効率がオフィスより下がったと回答している。もちろん会社に行くことによるセレンディピティ(予想外の出会いや発見)がないとは言いませんが、仮に片道1時間の通勤だとしたら往復2時間、1週間で10時間と丸1日の稼働分になることを考えると、今こそ自分のライフパフォーマンスを考える絶好の機会です。ここで気になるのは、「上司や同僚との意思疎通」です。よく「Zoomで社内会議をやると、コミュニケーションが取りづらい」という悩みを聞きますね。まず、画面しか情報量が無い中でやりとりをするので、自分が見られていると意識することがすごく大事です。たとえば画面では手元が見えないので、メモを取っていたりすると、相手は『この人、聞いているのかな』と思います。だから必ず『メモを取らせて頂きますね』といってからメモを取らないといけないです。大企業の管理職以上の人ほど、こうしたことに慣れていませんね。だから今までの延長線で会社に行って、いろんな人と話しているうちに仕事をした気になって給料をもらえるという感覚のままでいるよりは、自宅で何もすることが無いというなら、その状態の自分と向き合うほうがいいんじゃないかなと思います。勿論職種にもよりますが、在宅でパフォーマンスを出せない人は、会社にいても出せていないことが多いことに気づくべきだと思いますね。子どもや家族も家にいて集中できないという人もいるでしょう。そういう人は会社に行けば誰かいるし、何かあるので「通勤=稼働」している気分になりやすかったり、マイペースというよりセルフコントロールがしやすい環境で働けるので会社に行きたくなります。たぶん、『求められている感、働いている感』が欲しいのでしょうね。一方で5日以上出勤していた人も1割程度いるが、これは次の図の通り社会インフラ系の仕事の人たち、いわゆるエッセンシャルワーカーにリモートワークの実施率が低いことから分かる。© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.リモートワークは楽園ではないし万能ではありません。他の人とのコミュニケーションが無いことを不安に思うこともあるし、そんな時はもちろん会って話しますよね。ですが元の世界に戻るといっても、たとえば満員電車のストレスは、戦場で戦っている兵士よりも大きいという研究結果もあります。あのストレスに耐えられる次世代の人間は、そんなにいないはずですよね。この調査は、公益財団法人日本生産性本部が5月22日に発表した「新型コロナウイルスの感染拡大が働く人の意識に及ぼす調査」だ。調査は20歳以上の就業者(自営業者、家族従業者等を除く)1,100人を対象に、5月11日から13日の間に行われた。外出自粛が解除されて、リモートワークからオフィスに戻るビジネスパーソンが増えている。日本生産性本部の調査によると、「リモートワークに満足している」と答えた人は約6割だった一方、「効率が下がった」と答えた人も7割に上った。
リモートワークを実践する際に生じる問題として、「働きすぎ」があります。 リモートワークは、好きな時間に一人で働くことが多いために生じる問題です。 今回の記事では、リモートワークでの「働きすぎ」の問題をコーチングではどのように考えるかについて書いてみたいと思います。
外出自粛が解除されて、リモートワークからオフィスに戻るビジネスパーソンが増えている。日本生産性本部の調査によると、「リモートワークに満足している」と答えた人は約6割だった一方、「効率が下がった」と答えた人も7割に上った。果たしてリモートワークは今後日本に定着するのか? 結果が注目されやすいリモートワークでは、サボる従業員よりも 「働きすぎてしまう」従業員のほうが心配 です。そして、結果ばかりを見すぎて、過程やできないことがおざなりになり、仕事の仕組みに支障をきたすことに注意しなくてはいけません。