つまり、前後作品のどちらをとっても、フランス国民に対する『もののけ姫(Princesse Mononoke)』の影響が見られるのである。特にそれらの作品は、主人公が小中学生あたりの子供であるため、「大人向けのアニメ」とは言っても、小中学生にも人気が高い。ここからは、サイトや人によって意見が様々であり、極めて人気が拮抗していて甲乙つけがたいため、まとめて紹介させていただく。更に、『もののけ姫(Princesse Mononoke)』の次にフランスで公開された映画は2002年の『千と千尋の神隠し(Le Voyage de Chihiro)』、観客数は圧倒的1位を誇る144万人である。これも、『千と千尋の神隠し(Le Voyage de Chihiro)』自体が素晴らしい映画だったことも勿論あるが、前作の『もののけ姫(Princesse Mononoke)』がすでにある程度のファン層を固めていたため、その余波のおかげで爆発的に観客数が増えたものだと考えることもできる。実際に、フランスでのジブリ映画の観客数をまとめると以下の通りとなる。フランスで一番人気が高いジブリ作品にしては、『もののけ姫(Princesse Mononoke)』の観客数が少なすぎるのではと疑問に思う方がいるかもしれない。しかし、受け入れられる年齢層の幅が広くても、中身が受け入れられなければ話にならない。しかし、これらはフランスで公開された年代順にジブリ映画を並べてみれば、ある程度説明がつくとぺぎぃは考える。ぺぎぃの友人の中でも未だにコアなファンが非常に多い名作である。 スタジオジブリには一流のアニメーターが沢山在籍しているが、 アニメーターが1人が1週間で作れるアニメの長さはわずか5秒分。 1作品あたり作画スタッフの数は約60人いるが、 それでも2時間の作品を作るのに丸2年はかかってしまうという。 人気の理由②
『となりのトトロ』の最大の魅力は、何といってもトトロのキャラクター性にあるといっても過言ではないかもしれません。体が大きくふわふわとしていて、それでいて鋭いかぎづめを持っている不思議な動物(?)。これといった言葉は話さないものの、感情を素直に表現するとってもピュアな存在です。それなのにサツキとメイにどんぐりの贈り物を届けたり、駒に乗って空を飛んだり、メイを探して奔走するサツキのためにネコバスを呼んであげたりと、人間には考え付かない形でのサービス精神も旺 … 日本を代表するポップカルチャー「アニメ」。日本での人気は言うまでもありませんが、海外でも大きなイベントが開かれたりするほどの人気がありますよね。でもなぜ、アニメは海外でそこまで人気になったのでしょうか?今回は、その理由を徹底解剖していきます! 海外でもスタジオジブリと言えばまずトトロ、と思う人はとても多いというデータがあります。ジブリ作品の中でもトトロが特に有名で、また子供から大人にまで愛される理由はいったいなんでしょうか?世の中には星の数ほどの名作映画がありその魅力もそれぞれ異なりますが、ここまで子どもたちの心を惹きつけ、とりこにしていく作品は少ないでしょう。『となりのトトロ』の主役はトトロだけではありません。中トトロや小トトロ、ススワタリ、ネコバスなど、他にも物語に魅力を添えるキャラクターがたくさんいます。トトロやその他の素晴らしいキャラクター、大らかなストーリー、ほのぼのとした雰囲気、豊かな自然描写そして親しみやすいテーマソング。これらがスタジオジブリ『となりのトトロ』の人気を裏付ける理由です。このように、素晴らしい映像だけでなく親しみやすいメロディーに恵まれた曲を備え持つ『となりのトトロ』が人気にならないわけはありません。ほとんど全てのジブリ作品に言えることですが、『となりのトトロ』には血なまぐさい殺人事件など「死」が発生しません。あると言えば大自然に囲まれた静かで平和な時間と不思議な生き物たち、そして家族らしい団らんくらいです。ほのぼのとしたルックスと性格に加え、スーパーヒーロー的な要素も備えた最高のキャラクター設定です。トトロのぬいぐるみやキャラクターグッズが子どもから人気が高いのもうなずけます。まさに家族みんなで楽しめるように仕上げられた『となりのトトロ』は、これからもずっと私たちの心の中で特別な映画として残っていくことでしょう。さすがに物語の中盤以降ではお母さんの病状が悪化したためトウモロコシを届けようとしたメイが迷子になり、彼女を探すハッスルが発生するものの、それ以外にはただ大自然の中平和な時間が過ぎていきます。また、『となりのトトロ』はスタジオジブリの外を出ても根強い人気を誇っています。「最強のDVDランキング」ではスターウォーズについで第2位を獲得したり、ディズニー作品にゲスト出演したりと、その愛され度と知名度は驚くべきものです。言うまでもなく、『となりのトトロ』に登場する自然は大変豊かです。1960年代、経済成長する前の日本を背景にしたとされるだけあり、大きな楠やトトロの住む森、虫やカエルなど自然や動物が多く描かれています。主人公たちが取れたての野菜を味わうシーンも印象的です。それなのにサツキとメイにどんぐりの贈り物を届けたり、駒に乗って空を飛んだり、メイを探して奔走するサツキのためにネコバスを呼んであげたりと、人間には考え付かない形でのサービス精神も旺盛です。『となりのトトロ』を他のジブリ作品である『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』、『魔女の宅急便』、『もののけ姫』、そして『千と千尋の神隠し』と比較して気づくことは、トトロにはストーリー性があまりないことです。夢と希望にあふれ、それでいてどこか日本らしい懐かしさをも備えるトトロの素晴らしさは他に代えがたいもので、子供だけでなく大人をも魅了する理由も分かります。 ジブリ映画がなぜ海外でも爆発的な人気を誇っているのか、考えたことがある人はいないだろうか?この記事では、フランスの例を中心に、ジブリ作品が人気な理由を解説していく。また、フランスでの人気ランキングも搭載しましたので、興味がある方はご覧ください。