クリント・イーストウッドとマギー・ジョンスンの間にはカイル・イーストウッドとアリソン・イーストウッドという子供がいます(‘ω’)ノ .
品評会では好成績を収め、愛好家や他の生産者に囲まれて、まるでスターのように振る舞うアール。DEAの捜査網が迫り、危機感を感じた部下たちが、ラトンのやり方は手ぬるいとクーデーターを起こしたのだ。男たちは、電話があれば必ず出ること。そして、指定されたホテルの前に駐車し、鍵をダッシュボードに入れて車を離れ、1時間ほどして戻れと命じる。一方、300キロのコカインと共に行方をくらませたアールを、組織の人間は血眼で探していた。家族と関係を修復するにはお金が必要だと思い込んでいたアールは、その男に渡された番号に電話する。昨夜の捕物を自ら話題にするアール。ベイツは仕事のせいで奥さんに記念日の連絡を忘れてしまっていた。アールはベイツに、「家族を大事にした方が良い。自分みたいにならないようにな」とアドバイスする。ラトンを実の親のように慕い、いつしかアールとも心を通わせるようになっていたフリオは、組織内での力を失っていた。最初もジジイなんだけど、わずか数分で12年の老いを感じさせるのはさすがです。アールの場合は仕事を失ったメンタルも大きいけれど。半信半疑で長距離を運転し、指定された場所に荷物を運ぶと、予想もしなかったほど多額の報酬がダッシュボードに入っていた。動揺するアール。やがて一度に282キロのブツを運ぶという新記録を叩き出したアールは、メキシコにあるラトンの豪邸に招かれ、大いに歓待される。「俺はひと目でわかる」と豪語するベイツの目をアッサリくぐり抜ける。やっぱり誰もじーさんが運び屋だとは思わないんだなあ・・・。店を出たアールを、ベイツが追いかけて来て呼び止めた。一瞬、ドキッとするアール。だがベイツは、アールが忘れていったステンレスボトルを手渡しにきただけだった。ほっと胸をなでおろす。悩んだ末、アールはメアリーの元を訪ねた。死期が近いメアリーは、がんの痛みに苦しみながらも、アールが来てくれたことをとても喜んだ。毎回タイヤ屋に入っていくのクソ怪しいだろと思ってたんですけど、タイヤ屋では摘発されなかったですね。インターネットでの通信販売普及のあおりを受け、アールのデイリリーの売り上げは激減。自宅も農園も差し押さえられてしまう。アールは怪しい男達との初仕事で得た大金で、ジニーの結婚式を援助し、長年使い古したトラックをリンカーンの新車に買い換えた。「他人の人生に余計なお世話だったな」と席を立ったアールに、「たまにはあなたのような人と話さないと」とベイツは答える。後ろ向きに立たせたアールの顔を正面から見たベイツは、「あんたか」と驚く。しかも、トランクを開けて中身を確認しているところへ、警官が警察犬を連れてやって来た。あと意外にも、新しい監視役も「でも妻の葬式だったって」と、家族に対しては寛容というか、優しいのがとても印象的でした。日本だと「親の葬式だからなんだ」的だから、犯罪者だろうと家族を大事にする文化ってうらやましい。アールは気の向くままに寄り道をし、決まったルートを走ることがない。車で旅をするのが趣味だったアールは、コカインを載せて数百キロも荒野をドライブするのに、まるで緊張しているように見えない。そして、2回目の仕事に着手した。タイヤ屋で荷物を受け取り再び長距離を走り得た報酬で、差し押さえられていた農園を取り戻した。そんなある日、ラトンが手下によって暗殺され、カルテルの中で銃弾による世代交代が起こった。カルテルの構成員たちから親しみを込めて、「タタ(じいさん)」と呼ばれるようになったアールは、運び屋としての仕事の回数を重ねていき、毎月100キログラム以上のブツを運ぶようになる。メキシコ国境近くの町、テキサス州エルパソにある指定されたタイヤ屋を訪れたアールは、見るからに堅気ではない男たちから、荷物と連絡用の携帯電話を渡される。運び屋稼業で得た報酬で、美容学校に通うジニーの学費も援助。失われた家族との時間を取り戻そうとしていたアールだったが、皮肉にも彼を歓迎したのはカルテルという「ファミリー」だった。彼らの電話を盗聴していたベイツたちは、「タタ」の車の位置を特定。ヘリと地上から追い込みを掛け、ついにアールの車は停車を命じられた。車に積んでいた痛み止めクリームを手に塗り、それを犬に嗅がせることで何とかその場は事なきを得たが、アールは気が気ではない。ラスト、ベイツが「よくやった」と主任特別捜査官に褒められても全然嬉しそうじゃなかったのが印象的でした。アールが部屋に戻った直後、大男の部屋にベイツたちが踏み込んだ。だが男が持っていたのはわずか数百グラムのコカイン。ベイツは男が「タタ」ではなかったことに失望を隠せない。そんな男がカルテルに時に雇われたい運び屋だと疑う者はいないだろう。モーテルで逮捕された隣の大男が数百グラム持ってるだけでヤバイのに、300キロは想像を絶する。カルテルの末端の構成員の一人を情報提供者に仕立て上げ、ドラッグ流通ルートの端緒をつかむ。新たな監視役たちは、時間とルートを守らないアールを激しく恫喝する。アールは人気のない山中に連れて行かれ、トランクを見せられた。中にはサルの死体があった。命令に従わないとこうなると連中はアールを脅す。その後、アールは3回目の仕事中に、自分が運ぶ荷物の中身が大量のコカインであることを知る。自ら望んでもいないのに、メキシコの麻薬カルテルの運び屋になっていたのだ。「アメリカ一うまいポークサンドだ」とアールに言われ、食べたポークサンドは確かに美味かった。フリオにアールは「もっと人生を楽しめ」とアドバイスする。しかし実は、アールのそんな行動が、ベイツたちDEA捜査官を翻弄していた。ベイツらは「タタ」の存在を知って捜査網を拡げていたが、「タタ」の尻尾をつかむことができずにいた。そして12年間口をきいてくれなかった娘のアイリスも、「母さんは今も想っているのよ」と父に告げる。「最低な夫で、最低な父親だった」と言うアールに、アイリスはそんなことはないと声を掛けた。また、ベイツとトレビノの地道な捜査が実を結び、「タタ」の尻尾をつかむあと一歩のところまで迫っていた。法廷でアールは、弁護士の陳述をさえぎり、「全て有罪だ」と認めた。『ミリオンダラー・ベイビー』以降、イーストウッド映画は必ず初日に見に行くようにしてるんですが、今回も見れて良かったです。っていうか、ベイツたちはまさか「タタ」がジジイだとは思ってないから、配備がエグい。そんなアールを「今まで信じてきてバカだった、ママが正しかった」と言い、ジニーは電話を切った。ブラッドリー・クーパーは『アメリカン・スナイパー』に引き続いてイーストウッド映画ですね。時代に取り残され、家族から見放され、孤独に暮らすこととなった。© 2020 はにはにわ。 All rights reserved.そんなある日、結婚を目前に控えた孫娘ジニーのブランチパーティーに現れたアールは、花嫁付添人の友人と称する男に声を掛けられる。仕事が大事で、外で評価されることが何より大事だと思っていた。だが娘は自分と12年も口を聞いてくれない・・・。アールが反則切符なしの優良ドライバーだと知った男は、「町から町へと走るだけで金になる仕事がある」とアールを誘う。店を出た直後、フリオとサルが警官に職質を掛けられてしまう。この窮地にアールは、「引っ越しの手伝いをしてもらうことになっている」と二人をかばい、大胆にも警官にコカインの乗ったトランクを開けて見せ、載せていたトウモロコシの缶を警官に渡し、煙に巻いた。一方、「タタ」が黒い車に乗っているという情報を掴んだハイウェイを走る黒い車を片っ端から調べていた。さらに、「タタ」が泊まるホテルの情報が入り、ベイツたちは急行する。勝手な行動を続けるアールを殺してやると息巻いていたフリオだったが、ある時アールと共にホットドッグそんなベイツに、アールは「俺のせいで家族に連絡できなかったか」と言う。カーラジオから流れる音楽に合わせて、ずっと鼻歌を歌い、実に楽しそうだ。あのCMで内容超勘違いする人多いと思います。最近内容と違う宣伝多すぎてうんざりする。『イコライザー』とか『イコライザー2』とかな・・・!そして、ジニーの卒業式の席で、妻のメアリーの身に異変の兆候が現れ始めていた。これまで一度も反則切符を切られたことがなく、しかも90歳という高齢であるアールは、カルテルの人間にとっては極めて都合のよい存在だった。「農園のことは任せて」と言うジニーに、「頼んだぞ」と託すアール。そしてアイリスは、「居場所がわかってるだけマシよ」とアールに声を掛けた。さらに、建物が火事で焼けてなくなりかけていた自らが所属する退役軍人会に、2万5000ドルもの大金を寄付した。アールはスマホを片手に製氷機をドンドン叩いている大男に遭遇。「携帯を置いてやってみたらどうだ」と言うアール。そうして12回目の仕事に出た矢先、アールにジニーから連絡が入った。メアリーの体はがんに深く蝕まれており、もって数日だという。直ぐに来てくれと泣くジニーに、アールは仕事で行けないと答える。メアリーの葬儀を終えた後、仕事に戻ろうとしたアールを、監視役たちが発見。暴行し、直ぐにブツを運ぶよう命じる。