英文契約書を作成,チェック(レビュー),翻訳(英訳/和訳),修正する際によく登場する英文契約書用語の一つに,Provisions, clauses, particulars, covenants, articlesがあります。 これらprovisions, clauses, particulars, covenants, articlesは,英文契約書で使用される場合,通常,いずれも契約条項を意味 … 英文契約書「clause」「paragrarh」の違いは?英文契約書でclauseparagrarhの2語は、日本語の「条項」と訳されます。両者の用法に違いはあるのでしょうか? また、同一の契約書内で2つが混在している場合は、どちらが上位の項目を指すことになるのでしょうか? 英文契約書に頻繁に登場する一般条項(General Provisions)として、"Headings(見出条項)"があります。典型例としては以下のようなものです。 Headings in this Agreement are solely for … 英文契約書・日本語契約書の作成・翻訳・チェックの専門事務所です。(全国対応)英文契約書の条項の表現であるarticle, clause, provision, stipulation, section, paragraph, covenant, particularsについて解説 … 次に契約書によくある条/Articles which often appear in contracts 総則 General Provisions 契約当事者による署名または記名押印です。契約当事者(または、その代理人)の署名または記名押印がある契約書は、契約当事者の意思に基づいて成立したものであると推定されます。なお、日本においては、実務上、署名だけではなく、併せて印鑑も押すのが通常です(署名捺印)。【2019年8月改訂】契約の解除と危険負担~民法改正と契約書の見...前段とは、条項の文章が句点で2つの文に分かれている場合の前半の文、後段とは同じく後半の文を指します。しかし、後半の文が「但し」で始まる場合は、後段ではなく但書と呼びます。※上記内容は、本文中に特別な断りがない限り、2019年6月12日時点のものであり、将来変更される可能性があります。本文は一般条項と主要条項に大別されます。契約書に記載する順番は、言葉の定義など、以降の内容に関わってくる条項や、基本的なもの(売買契約であれば、甲が乙に◆◆を販売するなど)から記載していくのが一般的です。また、一般条項の一部については、契約書の後ろのほうにまとめて記載することが多くなります。例えば、「契約締結の時」とあれば、契約を締結した時点となります。また、「疑義が生じたとき」とあれば、疑義が生じた場合となります。「とき」については、「場合」と読み替えてほぼ問題ありませんが、仮定的条件が2つ以上重なる場合は、大きい条件に「場合」を使い、小さい条件に「とき」を使います。具体的には次の通りです。書き方も自由ですが、基本的には法律用語を使ったり、一定の慣例やルールに従った書き方をしたりします。契約書に書かれている法律用語などは、普段は耳慣れないものや微妙なニュアンスの違いなどがあるため、正確にその内容を理解しておきましょう。契約書の作成や確認の際に困るのは、契約書でよく見かける独特の表現です。例えば、「又は」と「若しくは」はどのように使い分ければよいのか、「直ちに」と「速やかに」にはどのような違いがあるのかといったことで、迷ったことはないでしょうか。スタートアップ・ビジネスと知財/スタートアップのための法務(3)※上記内容は、株式会社日本情報マートまたは執筆者が作成したものであり、りそな銀行の見解を示しているものではございません。上記内容に関するお問い合わせなどは、お手数ですが下記の電子メールアドレスあてにご連絡をお願いいたします。Copyright (c) Resona Bank, Limited All Rights Reserved.前文とは、「○○(以下「甲」という)と、□□(以下「乙」という)は、△△について次の通り契約を締結する」といった文言です。契約当事者は誰なのか、契約の目的は何であるのかなどを明らかにします。ちなみに、条項の文章が3つの文に分かれている場合、真ん中の文を中段と呼びます。以上は全て「果物」という同一グループ内の接続ですが、ここにタコという「魚介」のグループが加わったらどうでしょうか。ここでは、契約書でよく見かける表現であるものの、使い方や解釈に迷ってしまう契約書独特の表現について整理してみましょう。「推定する」ことと「みなす」ことの違いは、反証があるときの考え方です。例えば、「冬に収穫した赤い果物はリンゴと推定する」場合は、冬に収穫された果物が実はイチゴであるという明確な証拠があれば覆る可能性があります。しかし、「冬に収穫した赤い果物はリンゴとみなす」場合は、事実とは関係なく、冬に収穫された赤い果物をリンゴと捉えるため、たとえ赤い果物がイチゴであったとしても、それはリンゴとして取り扱うことになります。但書とは、文字通り「但し」という記述から始まり、前文や本文に補足などを加えている部分を指します。後文とは、「上記合意成立の証しとして、本契約書2通を作成し、甲乙各々署名捺印の上、甲乙各1通を保有する」といった文言です。契約書原本の作成通数、保有する者などを定めます。スピードの順に表すと「直ちに > 速やかに > 遅滞なく」となりますが、ニュアンスの違いといえ、いずれも「○日以内」といった具体的な基準にはなりません。そのため、契約書には必要に応じて「3営業日以内」などと定めたほうがよいでしょう。契約書には決まった作り方があるわけではありません。しかし、基本的な構成はおおむね共通しているため、基本的な形について押さえておくとよいでしょう。柱書とは、条項の中に、号によって項目が箇条書きにされている場合、その号を除いた部分を指します。基本的な構造は条・項・号となります。項は条を細かくしたもの、号は項を細かくしたものです。条の内容が比較的シンプルで、条件などを列挙する場合は、項を飛ばして号が定められることもあります。項と号には「1」「(1)」「一」などの番号を付けます。項と号の番号の付け方が同じだと紛らわしくなるので使い分けましょう。契約書の内容を確認する際は、「第○条第○項第○号で定めてあります」「第○条の前段と第○条の但書は矛盾していませんか?」といったように、該当箇所を特定して協議をします。なお、契約書によっては条の数が多くなり、内容が分かりにくくなるケースがあります。このような場合は、条の上位の階層に「章」を置いて整理します。第1項には「1」「(1)」「一」の項番号を付けず、第2項から「2」「(2)」「二」などと付け始めるのが基本です。契約書のひな型などを見ると、第1項から項番号を表示しているものが少なくありませんが、これは分かりやすく表記しているためです。【2020年1月弁護士再監修】委任契約(自己執行義務、履行割合に...いつ契約を締結したかが分かるように、契約締結日を記載します。契約書に特別な定めをしていなければ、当該日付が契約の効力発生日と推定されます。なお、本来的にはこのようなことは望ましくありませんが、交渉や手続きの遅れなどからバックデート(日付の遡及)をせざるを得ないことがあります。この場合、契約書に特別な定めをしていなければ、過去に遡って契約に基づく履行義務が生じることになるため注意が必要です。ご回答は平日午前10:00~18:00とさせていただいておりますので、ご了承ください。契約内容にかかわらず、共通して定められることの多い条項です。「解除条項」「損害賠償条項」などがあります。「その他」は並列なので、果物は全て横に並ぶイメージです。一方、「その他の」は包含関係なので、食材という大きな概念の中にリンゴ、タコが含まれているイメージです。「するものとする」という表現には、「しなければならない」ほどの言い回しの強さはありませんが、意味は同一と考えてよく、義務であることに変わりありません。
英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正をする際によく見られる一般条項(General Provisions)について国際弁護士が解説してます。今回はHeadings Reference Only(タイトルは参考に過ぎない)です。 日本語では,契約書上の Article/Section/Clauseは「条」を指し,Paragraphは「項」を指すことになります。 契約書の条は上記のようにarticleが使われることが多いですが,sectionと呼んだり,clauseと呼ぶこともあるので,絶対のルールがあるわけではありません。 項 Paragraphまたは Clause 号 Item ただし書 Proviso 末尾文言 Execution Clause 「2条3項4号に規定されている」 stipulated in Article 2.3.4 またはstipulated in item 4 of paragraph (clause) 3 of Article 2. 条 「Article (Art. )」自分で契約書を起草する際、例えば、「Article 1(第一条)」として、その下に、1(第1項)、2(第2項)、3(第2項)と項目を配置したり、または1-1(第1-1項)、1-2(第1-2項)、1-3(第1-3項)等とします。これらをさらに細分化する場合、(a)、(b)、(c)を使い、さらにさらに細分化する場合は、(i)、(ii)、(iii)とします。もちろん(a)、(b)、(c)の部分に(1)、(2)、(3)を使ってもかまいません。別表第…(第…条関係) 「Appended Table … (Re: Art. ――資料には「契約書に押印は必ずしも必要ない」とある。これはテレワークの導入が広がったことを受けて、押印に関する解釈が変わったということ? 解釈が変わったわけではなく、押印に関する規定の意味を改めて説明するものです。 英文契約書における内容の表示の方法、すなわち「条」とか「項」の表示の方法は、原則自由です。もちろん、企業、政府、団体等で項目についての表記を厳密に定めている場合もあります。 契約書の書き方で難しい、「さっきのあれについて」の書き方をまとめます。 法律は条、項、号、という順番になっています。契約書もそれに合わせて書きます。 この辺の話は以下の記事にまとめているので、よろしければご一読ください。 契約書の数字の書き 契約書も見た目が大事。基本的な形式、書式を押さえておきましょう。署名・押印のルール、署名捺印と記名押印の違い、 印紙を貼り方、袋とじ製本のメリットなど、契約書の書式や体裁について、押さえておきたい基本的なポイントをまとめました。 今回は、英文契約書で「条項」を意味する用語について説明します。 provisions, clauses, particulars, covenants, articles, paragraphs, sections たくさんあって混乱しそうですが、これらが、英文契約書で使用される場合、いずれも契約条項を意味する場合が多いのです。 英文契約書の「条」「項」の表示方法 … 英文契約書の「条」「項」の表示方法は、日本語の条項の解釈がやや抽象的であることも関係して、原則として自由なのです。例えば「条」は一般的には「Article」が使われる場合が多いですが、起草者の好みや習慣により「Clause」「Section」「「Pragraph」等を「Article」の代わりに使う場合もあるのです。最後に covenant の使用例です。covenant は「契約、約束、契約条項、条件」といった意味を持っています。以上のように条項を表わす用語は多々あり、その意味も文脈により変わってきますので、注意して下さい。なお、通常、条約の条項は article 、法令の条項は section と呼称分けしています。Whereas, the Buyer desires to purchase a certain kind of xxxx products, as hereinafter specified, and,provisions, clauses, particulars, covenants, articles, paragraphs, sections たくさんあって混乱しそうですが、これらが、英文契約書で使用される場合、いずれも契約条項を意味する場合が多いのです。買主は、本契約においては特定されるある種の製品を購入することを希望しており、売主は…それでは、いくつか使用例を上げてみます。provisionが「定め、条項」として使われている例です。一般的には、やはり「条」が「Article」、「項」が「paragraph」です。 …)」目次 「Table of Contents」たいていの場合これで十分ですが、契約書の盛り込む内容が多い場合、「Article」をいくつかの「章」=「Chapter」に分けることもあります。例えば、Article 1からArticle 15までは、「Chapter 1」=「第一章」、Article 16からは、「Chapter 2」=「第二章」とすることもあります。 とにかく起草者は、自分がやりやすく、読み手が見やすい方法を採用するのが一般的です。なを、あらかじめ目次「Table of Contents」を準備しておくと、チェツクするのに便利です。Copyright © INGS Inc. All rights reserved.附則 「Supplementary Provisions」 clause:節。契約書上は「条」。 paragraph:段落。契約書上は「項」。 という意味なのですね。 ご指摘の通り、条項という言葉に惑わされておりました。 原則自由.