「殺人犯人はわれわれと一緒にいるのですーいまもこの列車の中に・・・」『ナイルに死す』は映画で初めて知りました。まだ小学生の頃でした。 その時はこれがアガサ・クリスティーの作品だとは知らず、見ていました。そして、そのトリックに酷く興奮したもの。 後年、アガサ・クリスティ ...Copyright© わたしの日常 - 豊かな実りある生活を目指してあがく主婦の日常 , 2020 All Rights Reserved.探偵はクリスティーファンにはお馴染のエルキュール・ポアロ。口髭のおじさん。彼が偶然、乗り合わせた列車で殺人事件が起こる、という筋書きになります。Amazonプライムビデオで主人が何気に発見したアニメ『 昭和元禄落語心中 』。 まず、主人が見はじめた結果ハマり、二度目の視聴では妻のわたしも巻き込まれました。すると、『昭和元禄落語心中』は確かに面 ...漫画『3月のライオン』が大好きです。 感情の変動が大きいわたしが落ち込んだ時、どうしようもないしんどさや絶望感、やるせなさを感じた時に読む漫画が『3月のライオン』。 『3月のライオン』の主人公のプロ棋 ...久しぶりにアガサ・クリスティーの『オリエント急行の殺人』を読みました!1936年に『ABC殺人事件』、1937年にわたしの一押し『ナイルに死す』、1939年不朽の名作『そして誰もいなくなった』等々。クリスティーの代表作に挙げられる作品の多くが1930年代に書かれています。そして、彼らはデイジー・アームストロングを誘拐し、殺害したのみならず、アームストロングの一家とその召使を死に追いやったラチェットを殺害するためにオリエント急行に乗り合わせたのです。先日まで、女の子の日ということで、やたらと寝込んでいました。 で、そうなると布団の中にやたらと本を持ち込みます。 結果、久しぶりに氷室冴子さんの『 銀の海 金の大地 』を布団の中で読みふけりました。 ...先日、猛暑の日に無謀にも「炊飯器でご飯を炊く」と「天ぷらをあげる」を同時にやり、とんでもない熱気を感じました。 汗が吹き出し、止まらない、と。 我が家のキッチンはリビングと続いているため冷房も効いてい ...リンドバーグ愛児誘拐事件(リンドバーグあいじゆうかいじけん)とは1932年にアメリカ合衆国で起こった誘拐殺人事件。捜査機関によって犯人が特定されたものの冤罪説もあり、謎が多いことで知られている。映画ファンには『翼よ!あれが巴里の灯だ』の主人公と言えば分かりやすいでしょうか。そのチャールズ。リンドバーグの息子が誘拐され、殺害された実際の事件『オリエント急行の殺人』の背景にあります。彼らはデイジー・アームストロングの誘拐、死による悲劇を体感した人たちでもあったのです。メルカリをはじめて2カ月強、売上が10万円を達しました! というわけで売上が10万円に達するまでの道のりを紹介します。10万円がとりあず一つの目標でしたので(^^; それにしましても、もっと時間がかか ...ただ、予期せぬこととして雪のために電車が止まったこと、そして、名探偵エルキュール・ポアロが乗り合わせたこと・・・結果として密室殺人事件に。ポアロさえいなければ、事件はいつまでも闇の中に放り去られたでしょう。そして、事実、彼らは皆、それぞれの立場においてデイジー・アームストロングと関わりがあった・・・これだけでもすごいですが、この1934年以降にクリスティーは歴史に残る名作を連発していきます。ポアロは彼らの心情を理解し、復讐を理解し、犯人は外部にいる、としました。デイジー・アームストロングとその家族に起こった悲劇に対する復讐のために。そして、正義のために。綿密に計画をたて、そして、殺人を成し遂げたのです。ここに書かれているリンドバーグとは初の大西洋単独無着陸飛行に成功した、当時有名だった飛行士チャールズ・リンドバーグを指します。今からこの衝撃を味わえる人が本当に羨ましく思います。是非、一度読んでみてくださいませ。そして、殺されるのはアメリカ人の金持ちの紳士。彼こそがデイジー・アームストロング殺しの犯人であった。素晴らしい雰囲気と共に素晴らしいお値段設定。財布に余力がある方、是非、チャレンジのほどを。そして、黄金期の、まさにミステリー小説家としてこれ以上ない上質な(?)脂がのっていた時期にアガサ・クリスティーが仕掛けた華麗なる技を堪能するほうが100倍も1000倍も楽しめます。その紳士の死を巡り、残りの乗客の間で疑心暗鬼にかられることに。そしてムッシュー・ポアロが事件の解決に乗り出します。デイジー・アームストロングゆかりの人物は車内にいるのか?と。他2冊はアガサ・クリスティーにしてはやや格落ちの『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』と『三幕の殺人』。1930年代はまさにクリスティーの黄金期でした。そして、本書『オリエント急行の殺人』もこの時期に含まれます。その解明に至るまでいろいろな人物を眺め、「うーむ、こいつが犯人だ!」「いや、やっぱりこっちが犯人かな?」「で、トリックは何?」「ええーそんな展開あり?」とかいろいろと考えます。ひたすらグルグルと考えます。『オリエント急行の殺人』はミステリーの女王がその実力を遺憾なく発揮した時期に描かれた作品であり、かつ、女王の実力を隅から隅まで堪能できる作品でもあります。彼ら12人はアームストロング家の友であり、妹であり、秘書であり、従者であり、料理人であり、乳母であり、運転手であり、恋人であり、そして、母親でもあったのです。でも一方でいかにもクリスティーらしいトリックだわ、と感嘆も。そう、常にミステリの常識を打ち破る勇気を持っていたクリスティーらしい、と。クリスティーの頃とルートが異なるのが残念ですが、現在でもオリエント急行は走っています。わたくし、ブラックパートの仕事を辞めました。 現在は有給消化中に入っており、3月いっぱいで退職します。 退職するのはわたしだけではありません(笑)。社内にはパートも含めた全社員が25人もいないのに、ま ...よしながふみさんの漫画『大奥』を読みながら思いました。 アラフォーの今、お金を出してまで読みたい漫画はなんだろう?と。この機会にちょっと考えてみたいと思います(*'▽') ※わたしは「ちゃお」でも「り ...以前から気になっていた日本ファイナンシャルアカデミー株式会社主催の「お金の教養講座」を申し込みました。 参考年間255講座、累計41万人以上が受講したお金の学校定番講座「お金の教養講座」 この講座、東 ...その強いカタルシスをこの『オリエント急行の殺人』でも強く感じました。そう、以下のわたしのしょぼい文章を読んで結末を知るよりも、ミステリーの女王と呼ばれたアガサ・クリスティーの『オリエント急行の殺人』を読んでくださいませ。さて、『オリエント急行の殺人』に使われているトリックとしては一種の密室殺人事件になります。1934年、この時期にクリスティーは長編作品を三作発表しています。現在、愛用している手帳はジブン手帳。 3年目になり、ようやく自分なりの使い方が確立されてきたように思います。そして、4年目の2019年度もジブン手帳を愛用する予定。 というわけで、わたしなりのジブン手 ...『オリエント急行の殺人』では「デイジー・アームストロング事件」とされていますが事件の背景はほぼ同じです。そう、幼いデイジー・アームストロングは誘拐されて、むごたらしく殺されてしまいます。そして、この衝撃の事件をきっかけにアームストロング家に悲劇が次から次へと襲い掛かります。デイジーの両親の死、召使の死。何も知らない人が読むと今回のトリックに「えっ!」「ウソっ!」とある種の衝撃を受けることは間違いありません。なので、これから『オリエント急行の殺人』を読む予定の人は絶対に以下を読まないでください。『オリエント急行の殺人』に使われている、今回のトリックはミスオタには非常に有名なトリック。 オリエント急行殺人事件のあらすじ(※原作小説の結末ネタバレあり注意) 2018年10月24日 アガサ・クリスティー作『オリエント急行殺人事件』は多くの人に読まれ、世界中で高い評価を受けてきた名作 … (C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation【公開】2017年(アメリカ映画)【原作】アガサ・クリスティ【原題】Mujer on the Orient Express【監督】ケネス・ブラナー【キャスト】ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、デイジー・リドリー、ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、ウィレム・デフォー、ルーシー・ボーイントン、レスリー・オドム・Jr、デレク・ジャコビ、トム・ベイトマン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、ジョシュ・ギャッド【作品概要】1974年にシドニー・ルメット監督 … 「オリエント急行殺人事件」は、1974年に映画化されて、今回は2度目になります。日本でも、ストーリーはそのままで日本風にアレンジされています。 1974年に初映画化 「オリエント急行殺人事件」は、1974年に初映画化されています。
旅行客の少ない真冬。エルキュール・ポアロはゆっくりと観光をする予定でしたが、請け負っていたカスナー事件に進展が見られ、急遽ロンドンに帰らなければならなくなります。そこでイスタンブール=カレー間の寝台車を予約しようとしますが、まさかの満席。偶然再会した国際寝台列車『ワゴン・リ社』の重役・ブークの計らいで、予約を入れないようにしてある十六号車を手配してもらいますが、こちらも埋まっていました。それでも諦めずに調べると、二等寝台でまだ一人現れていない人物がい … ここからは映画「オリエント急行殺人事件 (1974年)」のネタバレを含んでいます。あらすじの結末まで解説していますのでご注意ください。イスタンブールを出発した列車は、目的地のフランス・カレーに向けて順調な旅を続けていましたが、2日目の深夜に線路が降り続いた雪で埋まり、列車は立ち往生してしまいます。列車は立ち往生したまま朝を迎えました。ロバーツの執事エドワード・ベドーズ(ジョン・ギールグッド)は主人の部屋に行くも返事がないことから、車掌ピエール・ミシェル(ジャン=ピエール・カッセル)に鍵を開けてもらったところ、部屋の中から刃物で十数か所を刺されて殺害されたロバーツの遺体がありました。医師コンスタンティン(ジョージ・クールリス)の検死により刺し傷は12箇所だと診断され、ロバーツの部屋の灰皿からは燃やされた手紙の残りカスがあり、そこには5年前に誘拐されて殺害されたアームストロングの娘の名前が記されていました。ポワロはビアンキの頼みを受け、事件の真相解明に乗り出しました。ポワロはロバーツの側近や寝台車の乗客ら12人から聞き取り調査を開始、ロバーツはかつてアームストロング夫人と知り合いであったというヘクターやベドーズの証言から、ポワロはロバーツこそが5年前の誘拐殺人事件の真犯人であると確信しました。更に、ロバーツの部屋のすぐそばの部屋にいたアメリカ人女性ハリエット・ベリンダ・ハバード夫人(ローレン・バコール)はアームストロング夫人の母であり、宣教師グレタ・オルソン(イングリッド・バーグマン)はかつてアームストロングの娘の世話をしていたことがわかりました。ハンガリーの外交官ルドルフ・アンドレニイ伯爵(マイケル・ヨーク)の妻のエレナ(ジャクリーン・ビセット)はアームストロング夫人の妹、芸能プロダクションの者と名乗るサイラス・ディック・ハードマン(コリン・ブレイクリー)は元警官にして現在は私立探偵としてロバーツの警護を依頼されており、更にハードマンは車掌ピエールの娘でアームストロング家のメイドをしていた女性と恋に落ちたことがありました。ロシア貴族ナタリア・ドラゴミノフ公爵夫人(ウェンディ・ヒラー)はハバード夫人の親友、ラゴミノフ公爵夫人のメイドであるヒルデガルド・シュミット(レイチェル・ロバーツ)はアームストロング家の元コック、自動車販売業のジーノ・フォスカレッ(デニス・クイリー)はアームストロングの元運転手、英国軍人アーバスノット大佐(ショーン・コネリー)の恋人で教師のメアリー・デベナム(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)はアームストロング夫人の秘書、そしてベドーズはアームストロングのかつての部下だということが判明しました。ポワロはその明晰な頭脳でひとつの結論に到達しました。ロバーツ殺人事件の計画を立てたのはハバード夫人であり、ベドーズがロバーツの部屋の鍵を開け、ヘクターが飲み物に薬を混ぜて眠らせ、ポワロが寝静まっている間にそれぞれームストロング一家と関わりのあった乗客たちが次々と刃物でロバーツを刺してアームストロングの復讐を果たした、というものでした。ポワロは最終的な判断をビアンキに委ね、ビアンキは車掌服を着た何者かがロバーツを殺害したということにしておきました。ハバード夫人らが祝杯を挙げるなか、除雪が終わったオリエント急行は再び出発しました。映画「オリエント急行殺人事件 (1974年)」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。