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遠藤さんは楽しいエッセーもファンの一人として、ほとんど拝読させて頂いていますが、まるで人が違うのではないかと思えるほどのシリアスな作品、特に歴史を踏まえたものにはグングン引き付けられるものがたくさんあります。この「死海のほとり」はその中でも私の一番の愛読書です。もう何度も読みました。いつでも読み返せるように、キンドルに入れさせていただきました。同氏「沈黙」と合わせて読み返しています。普通の人たちの日常を、あたたかい目で見つめる遠藤周作さんの作風に触れるのであれば、「第三の新人」としてデビューしたての、初期の作品がおすすめです。["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/41kVTQ40V4L.jpg"]後のキリスト教をテーマにした作品群の原点として、作家が若い時代にフランスで何に触れ、何を考え、何に悩んだかを理解しておくのにおすすめの一冊です。[{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4101123012?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4101123012"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F907231%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F907231%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fwindybooks%2Fs-9784101123011.html"}]作家・遠藤周作の魅力は「生きる勇気が湧いてくる」物語にあります。時代に翻弄（ほんろう）される人間を主人公に、いつも一番弱い者の立場から人間のリアルを描きます。人間は何を求め、何につまづき、何に祈るのか。そう問い続けた作品を読んで、前に進む勇気をもらいましょう！["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/61retdNY7SL.jpg"]『沈黙』の十数年後に書かれた本書、『銃と十字架』は、より虚構を排して希有の強靭な信仰の神父、ペドロ岐部の生涯に迫っています。史実から窺える、江戸時代の切支丹弾圧の言語を絶する過酷さ……。しかし心中の黒い泥濘を、なんとか掻き分けて光明を求める気持ち、それもまた人間の本性であることを、ペドロ岐部の生き方に知ることができるように思います。[{"key":"初出・出版社","value":"1963年・文藝春秋"},{"key":"ページ数","value":"文庫版352ページ"},{"key":"題材","value":"ハンセン病の女性"},{"key":"テーマ","value":"純粋に人を愛すること"},{"key":"映像・舞台化","value":"1963年日活で映画化"},{"key":"文学賞","value":"ー"}]["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/41fZAkmQPJL.jpg"]末期がんでもう助からない患者、そんな患者を助けようとする善意あふれる外人、それから医師の過去を追いかける新聞記者。続編ではショッキングな事件の影は薄くなり、医療をめぐる人間たちの祈りが強く感じられる作品になっています。「沈黙」は第2回谷崎潤一郎賞を受賞した他、1971年に篠田正浩監督、2016年にはマーチン・スコセッシ監督により映画化されました。[{"key":"初出・出版社","value":"1993年・講談社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版374ページ"},{"key":"題材","value":"母なる河ガンジス"},{"key":"テーマ","value":"信仰とは何か"},{"key":"映像・舞台化","value":"1995年映画化"},{"key":"文学賞","value":"毎日芸術賞"}]ここではそんな遠藤周作さんの持つ顔をひとつひとつ取り上げながら、作品の読み方・選び方を探ります。遠藤周作の読者は、一方で人間の心理を突いた鋭い小説を読み、その一方で肩の力を抜いたユーモア溢れるエッセイに触れることになりました。でもそこに共通するのは、時代は変わっても人間というものはあまり変わらない、人間の本質を語り続ける作家の姿でした。「狐狸庵先生」は幅広い層に人気を得、作家のファンを格段に広げたのでした。[{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4101123020?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4101123020"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F1652892%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F1652892%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbookoffonline%2F0015580581.html"}][{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4062773023?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4062773023"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F12095213%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F12095213%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fdorama2%2Fn32852711.html"}]["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/41DKKXJTYXL.jpg"]「第三の新人」グループは、戦後の文学のトレンドを変えたと言われています。遠藤周作さんもこのグループのひとりとして、時代に翻弄（ほんろう）される普通の人たちを描いてデビューしたのでした。他にも遠藤周作さんの小説「私が・棄てた・女」は、音楽座のミュージカル「泣かないで」という作品の原作になっています。この作品を見た遠藤周作さんは号泣し、「自分の作品で泣いたのは初めてだ」と語った逸話が残っています。オペラやミュージカルがとてもお好きなのですね。[{"key":"初出・出版社","value":"1955年・講談社"},{"key":"ページ数","value":"文庫208ページ（短編2篇）"},{"key":"題材","value":"ナチスドイツとスパイ"},{"key":"テーマ","value":"人間の原罪意識"},{"key":"映像・舞台化","value":"ー"},{"key":"文学賞","value":"芥川賞"}]「沈黙」と同様、本作「死海のほとり」でも、黙して言葉を発しない主・イエスは、最も弱い人のそばに居続ける「永遠の同伴者」です。特に「沈黙」を映画で観たり、小説で読まれた方におすすめです。本作は、問いかけに対するひとつの「回答」になっています。日本に戻った後、1639年に迫害され没します。作家・遠藤周作は、事実に基づいた歴史書としてペトロ岐部の劇的な生涯を描いています。人と神、信仰を扱った作品です。ナチ占領下のフランス・リヨン。フランス人の神父が登場し、その信仰心を試す悪魔的な人物が表れます。この作品は、遠藤周作さんが芥川賞を受賞された、いわば新人時代のものなのですが、既にこれ程の深みある小説をお書きになられていることに非常に驚きました。一人の人間として苦悩するイエスを描いた「イエスの生涯」と対照的に、死後、神として「復活」する意味を描いて、読売文学賞を受賞しました。イエスが「神」になり、キリスト教が「宗教」になる物語です。1994年毎日芸術文化賞受賞作。1995年熊井啓監督、主演秋吉久美子さんにより映画化。世捨て人として言いたいことを言う。でもそこには人間観察の鋭さと、人を見つめるあたたかな視線が感じられる。後に続く「狐狸庵作品のスタンダード」を作った作品です。[{"key":"初出・出版社","value":"1989年・講談社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版738ページ（上下巻）"},{"key":"題材","value":"織田信長への反逆"},{"key":"テーマ","value":"戦国時代を描いた歴史大作"},{"key":"映像・舞台化","value":"ー"},{"key":"文学賞","value":"ー"}]みんなが戦争・病気で死んでいく世の中であったとしても、自分が同じ状況に立てば拒否するのか、良心の呵責を感じるのか。重苦しいテーマであるが、真っ白とはならない人間心理を描いていて、読んで良かったと思える小説だった。[{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4101123160?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4101123160"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F1761553%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F1761553%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbookfan%2Fbk-4101123160.html"}]イエスの生涯の後半に焦点を当てたエッセイです。素人にも読みやすいです。教義的な難しい議論はあまりなく、イエスの苦悩と、それを全く理解できない弟子たち。イエスの生前の奇跡のお話には距離を置かれて、イエスは苦しむ人たちへの、病気を治すとか物理的な支援はすることができなかった。愛して寄り添うだけだった、というのは大変印象的。ユダ論が大変興味深いです。聖書の作成過程に興味を覚えますね。「第三の新人」遠藤周作を読む際には、その原点となった本作を手に取られることをおすすめします。遠藤周作は、信仰とは何か、宗教とは何か、ということにほんとうに真摯に向き合い、それをいくらかでも伝えたくて小説を書いたのだということがよくわかった。彼は、キリストがヨーロッパにうまれ、ヨーロッパを起点にしかキリスト教を考えていけないということに対する違和感だとか、かつて神の名のもとに世界中で虐殺や略奪などの横暴が行われたことをどう受け止めるべきなのかという苦悩だとかにも、真摯に向き合い、それを含めて信仰ということを考え、小説にあらわそうとしてきたのだ。14歳でフランス皇太子妃として迎えられたマリーアントワネットが、フランス革命で最後の王妃として断頭台に消えるまでを描きます。遠藤周作さんは、学生時代にフランス留学の経験もありますし、革命時代のフランス文学の研究にも通じていました。[{"key":"初出・出版社","value":"1977年・新潮社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版432ページ"},{"key":"題材","value":"「海と毒薬」続編"},{"key":"テーマ","value":"日本人の倫理意識"},{"key":"映像・舞台化","value":"ー"},{"key":"文学賞","value":"ー"}]芝居が好きで、芝居がやりたくて仕方なかった遠藤周作さん。そんな作家の「いちばん大きな遊び」が樹座だと言われています。そして、樹座のいちばんのガキ大将が遠藤座長だったのです！最初の「反逆」は、主君・織田信長に対する臣下の謀反（むほん）を描いています。戦国時代の武将たちの生き生きとしたドラマに引き込む、作家の力量を感じさせる作品です。極限の状態における、人間の悪意と祈りが、対比的に生々しく描かれています。極限と悪意と祈り。後の遠藤周作作品の主要なファクターがすべて含まれていると言われる作品です。人間の無力さ、罪深さを痛感させる作品だった。この世で力があるものに対して、神の力は、ことこの世の基準で考えるとあまりに無力。この現実と「絶対者」であるはずの神への信仰を、どのように調和させるか。本書ではそれらのことについて考えさせられた。そこにあるのは、母なるガンジス。全ての人間の業（ごう）を許し、飲み込んでくれる深い河。この物語は、遠藤周作さんが終生取り組んできた、キリスト教と日本人の精神世界の関係を越え、人間の祈りとは何かを直接読者に語りかける作品です。[{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4101123233?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4101123233"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F214004%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F214004%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbookfan%2Fbk-4101123233.html"}]遠藤周作は現実に悩み、苦しみ、解決を求めている小説家だと、より身近に感じるようになった。「海と毒薬」は生体解剖という題材を扱ってセンセーショナルだったが、この続編は淡々とその後を描いていて、首肯できる部分が多い。是非両編を続けてお読みになることをお勧めします。陸路、インドからポルトガルにも渡ったと言われる山田長政を、遠藤周作さんはスケールの大きな日本人の生涯として描いています。長政とは対照的に、海外に渡り日本に戻ってきて迫害死したペトロ岐部の生涯を描いた作品が、ランキング8位「銃と十字架」でした。作家は歴史に埋もれたスケールの大きな日本人を、再度、掘り起こして光を当てようとしているかのようです。[{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4101123152?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4101123152"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F1654569%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F1654569%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbookfan%2Fbk-4101123152.html"}]["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/513R878FTZL.jpg"]この作品以降、遠藤周作先品には、日本の歴史ものの作品が増えていきます。戦国時代の武将については、キリシタン大名の小西行長についてかなり調べていた経緯があり、さらに母方の先祖が小西行長のライバルだった加藤清正に滅ぼされたことに関心を持ったからという逸話が残っています。[{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4101123209?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4101123209"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F8923973%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F8923973%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbookfan%2Fbk-4101123209.html"}]["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/41sUe-nBViL.jpg"][{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4093522405?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4093522405"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F13401302%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F13401302%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbooks-ogaki%2F9784093522403.html"}]キリシタンに対する厳しい迫害が行われた時代に、布教の使命を抱いて日本に到着した若い神父の物語です。苦闘する神父に対し、どうして主・イエスは沈黙し続けるのか。神父の慟哭（どうこく）と叫びが聞こえてくるような作品です。[{"key":"初出・出版社","value":"1980年・新潮社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版512ページ"},{"key":"題材","value":"ローマに渡った侍"},{"key":"テーマ","value":"キリスト教と日本人"},{"key":"映像・舞台化","value":"ー"},{"key":"文学賞","value":"野間文芸賞"}]["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/512jxBRZvVL.jpg"][{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4062632578?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4062632578"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F809778%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F809778%2F"},{"site":"","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbookfan%2Fbk-4062632578.html"}]["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/411H7JX8BCL.jpg"]ぐうたらだからこそ、人情風俗の妙がわかるのだ。劣等生こそが豊かな人間なのだ。権威や独善には徹底的に背を向ける。そんな狐狸庵先生のふところに抱かれているかのようなシリーズです。[{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4101123144?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4101123144"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F15974%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F15974%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbookfan%2Fbk-4101123144.html"}]["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/51EX4QY3NNL.jpg"][{"key":"初出・出版社","value":"1982年・毎日新聞社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版1216ページ（1・2部）"},{"key":"題材","value":"長崎に生きた女性の生涯"},{"key":"テーマ","value":"キリスト教と日本人"},{"key":"映像・舞台化","value":"ー"},{"key":"文学賞","value":"ー"}]本サイトはAmazon.co.jpアソシエイトに参加しています。[{"key":"初出・出版社","value":"1979年・朝日新聞社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版960ページ（上下巻）"},{"key":"題材","value":"マリー・アントワネットの生涯"},{"key":"テーマ","value":"壮大な歴史ロマン"},{"key":"映像・舞台化","value":"2006年ミュージカル化"},{"key":"文学賞","value":"ー"}]作家が小西行長と加藤清正を取り上げたのは、行長についてはキリスト教の取材を進める中で理解が深まり、加清正については作家の母方の先祖を滅ぼしたことから、以前から関心があったためと言われています。[{"key":"初出・出版社","value":"1966年・新潮社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版320ページ"},{"key":"題材","value":"キリシタン迫害"},{"key":"テーマ","value":"キリスト教と日本人"},{"key":"映像・舞台化","value":"1971・2016映画化/1993オペラ化"},{"key":"文学賞","value":"谷崎潤一郎賞"}]タンプル塔に幽閉されてから後の、王一家の様子などがとてもくわしく、また市民たちの分裂についてもわかりやすく描かれているのがよかったと思います。なぜ一旦皆で立ち上がった市民たちが、王と王妃を処刑したあと、分裂したのか、フランス革命とはどのような混乱の道を歩んだのか、この本をよんでやっと理解できました。運命に押し流されてしまう人間と、無意識の悪意、そして事件をめぐる祈りが交錯する物語。第５回新潮文学賞、第12回毎日出版文化賞受賞作です。["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/51-UtuyCeRL.jpg"]小説では、当時の日本人がキリスト教徒としてどのように生き抜いたかを描き、エッセイや紀行文では、その背景となった史実を描くのが遠藤周作さんのスタイル。ぜひ小説と併せて読むことをおすすめします。["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/51U-DVtHrUL.jpg"][{"key":"初出・出版社","value":"1973年・新潮社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版432ページ"},{"key":"題材","value":"棄教（ききょう）"},{"key":"テーマ","value":"キリスト教と日本人"},{"key":"映像・舞台化","value":"ー"},{"key":"文学賞","value":"ー"}]遠藤周作さんには、後に「女の一生」や「男の一生」などの作品がありますが、この作品はひとりの人間の生涯を通じて、時代背景と人間の祈りを描いた最初の作品になりました。[{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4101123217?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4101123217"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F179735%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F179735%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbookoffonline%2F0015580587.html"}]※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/51VPpfdSulL.jpg"]["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/518gIFUKOYL.jpg"][{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/410112325X?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=410112325X"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F223204%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F223204%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fhonyaclubbook%2F9784101123257.html"}]1部「キクの場合」では、幕末から明治に至る激動の時代の中での愛する者たちが描かれ、2 部「サチ子の場合」では、長崎やアウシュビッツなど残酷な時代の愛する者たちが描かれています。身分は低いですが、頭もよく容姿も良い勝気なキク。一本気で好きな男のために自分を犠牲にし幸せや未来を捨ててでも助けようとするとこがけなげでなんともせつないです。マリア像に不満をぶつけるセリフが唯一弱音を吐いてるシーンかな…意地らしくてとても魅力的に映ります。夢中で読んじゃいました。["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/5190ACD00CL.jpg"][{"key":"初出・出版社","value":"1957年・文藝春秋"},{"key":"ページ数","value":"文庫版208ページ"},{"key":"題材","value":"戦中の捕虜生体実験"},{"key":"テーマ","value":"日本人の倫理意識"},{"key":"映像・舞台化","value":"1986年映画化"},{"key":"文学賞","value":"新潮社文学賞・毎日出版文化賞"}]現実味のある内容なので、ぐいぐい引き込まれ、時間を忘れて読んだ。忘れようと蓋をしていた過去の引き出しから何か引っ張り出されるかのような感覚を覚えた。自分はやはり、このように純粋で優しい心の人間に生まれ変われることはなさそうだ。物語の中でミツに幸せになって欲しかった。読んで良かったと思える本でした！[{"key":"初出・出版社","value":"1978年・新潮社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版304ページ"},{"key":"題材","value":"神になったキリスト"},{"key":"テーマ","value":"キリスト教と日本人"},{"key":"映像・舞台化","value":"ー"},{"key":"文学賞","value":"読売文学賞"}]入院患者の老人への毒入り点滴、発達遅滞の女児の水難事故、入院患者の突然の失踪、この物語には、殺人事件は起きないものの、禍々しい陰鬱な事件が次々と起こります。一体誰が犯人なのか、そして悪魔とは。。引き込まれるように、結末まで読み込んでしまいます。["https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com\/images\/I\/41aojOGkVIL.jpg"]フランスに留学していた頃に演劇に親しみ、歴史小説の名作「王妃・マリーアントワネット」を、東宝ミュージカルに原作として提供したりもしています。とうとう「樹座（きざ）」という劇団まで作ってしまいます。[{"key":"初出・出版社","value":"1973年・新潮社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版272ページ"},{"key":"題材","value":"イエスの人間的生涯"},{"key":"テーマ","value":"キリスト教と日本人"},{"key":"映像・舞台化","value":"ー"},{"key":"文学賞","value":"国際ダグ・ハマーショルド賞"}][{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4061850539?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4061850539"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fcomicset%2F4061850539%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fcomicset%2F4061850539%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbookoffonline%2F0012199464.html"}]医療ミステリーの形式で描かれた本作は、週刊新潮に1980年2月から8月まで、24回に渡り連載されて人気を集めました。2017年にはフジテレビで、田中麗奈主演でドラマ化もされています。作家・遠藤周作は、小説以外にも本作や「私のイエス」・「私にとっての神とは」など、数多くのイエスに関するエッセイを書いています。特に1960-70年代は、1950年代のデビュー期を経た作家が、イエスを題材にした小説の名作を数多く生んだ、最初のピークの時期にあたります。[{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4101123179?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4101123179"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fcomicset%2F4101123179%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fcomicset%2F4101123179%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbookfan%2Fbk-4101123179.html"}]ペトロ岐部、本名岐部茂勝（きべしげかつ）。父は豊後国の大友氏の重臣で、両親ともにキリシタンでした。独力でローマを目指し、1614年追放先のマカオからゴアへ、そしてエルサレムを経由して1620年にローマに至ります。そして日本人で初めて司祭に叙階されます。小説だけではありません。エッセイスト・遠藤周作は、同時期に数多くのキリスト教に関連したエッセイを発表しています。ここではその代表的なエッセイをご紹介します。1613年に伊達政宗によってつかわされた慶長遣欧使節団の実話を基にした歴史小説。宗教・政治の暗い面が描かれ、当時の外国人宣教師からみた日本人の姿も醜い面が多いですが、話の展開がおもしろくてあっという間に読んでしまいました。歴史について、人間について、いろいろと考えさせられ、手元においてまた後日読んでみたいと思っています。[{"key":"初出・出版社","value":"1980年・新潮社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版336ページ"},{"key":"題材","value":"寝たきり老人の殺害"},{"key":"テーマ","value":"日本人の倫理意識"},{"key":"映像・舞台化","value":"2017年テレビドラマ化"},{"key":"文学賞","value":"ー"}]キリスト教的な解釈では異論があるようですが、キリスト教徒でない私にとっては面白い小説でした。キリスト教がどのようにして世界の3大宗教となったのかという１つの捉え方だと思いました。7年ぶりに戻った日本は禁教の真っ只中。最終的に死者は主君の命により、同行の神父は主・キリストのために命を失います。侍として主君の命に生きる侍と、キリストを主とする神父のやりとりを通じて、キリスト教と日本人の精神風土の関係を強く感じさせる作品です。[{"key":"初出・出版社","value":"1979年・中央公論社"},{"key":"ページ数","value":"文庫版250ページ"},{"key":"題材","value":"初めて司祭となった日本人"},{"key":"テーマ","value":"キリスト教と日本人"},{"key":"映像・舞台化","value":"ー"},{"key":"文学賞","value":"ー"}][{"site":"Amazon","url":"https://www.amazon.co.jp/dp/4101123187?SubscriptionId=AKIAJIORCRMJZ3NG52JA&tag=goo-contents-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4101123187"},{"site":"楽天","url":"https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/17b592bb.218bc1d1.17b592bd.70a9cb04/_RTcand00000002?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F111915%2F&m=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F111915%2F"},{"site":"Yahoo!ショッピング","url":"https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3447015&pid=885732032&vc_url=https%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fbookfan%2Fbk-4101123187.html"}]