以前からリモートワークを採用している友人の会社では、リモートワーク専用のシンクライアントを貸与することで、外部への情報漏洩を防ぐ仕組みを整えています。 紙の書類の扱いで出社することも 職場と人を知り尽くした専門家に聞く (後編) 報連相を極めれば仕事が変わる /濱田秀彦氏不特定多数の人が周囲にいる環境では、パソコンの画面を見られる可能性があります。会社の業務上の機密や個人情報、ログインパスワードなど重要なデータを見て盗まれてしまうことも。移動中に重要な情報を電話で話すことも、情報漏えいのリスクにつながります。長時間残業社員の一掃とメリハリの効いた残業削減手法(事例編)/溝上憲文氏労働時間削減のための全社による「業務の効率化」を推進(事例編)/溝上憲文氏ウィルス検知ソフトの利用と定期的なスキャンは端末の安全性を保つ上で必須です。会社から個人端末の使用が許可されている場合は、私物にもソフトを導入して最新バージョンに更新しておきましょう。個人情報や業務上の重要なデータ、また取引先の機密情報の漏えいは、損害賠償や取引停止など、会社の損害につながります。社会からの信用を失い、事業存続の危機に陥る事態もありえます。個人のセキュリティ意識の高さと、いくつもの対策を重ねて実施することが、リモートワーク中のリスクから会社を守ることにつながるのです。外部からパソコンやタブレット端末の画面、また電話内容を盗み見・盗み聞きされないように、電車や混雑している場所で仕事をするのはやめましょう。また、端末の画面にプライバシーフィルターをつけて覗き見を防ぐのもオススメです。では、具体的に企業を襲う脅威にはどのようなものがあるのでしょうか。まずはリモートワークに関わらず、ITを活用した職場ならどこでも起こりえるリスクについて説明します。2020年夏季期間中リコーが本社一斉リモートワーク!「働き方改革」を加速させる大手企業でも、柔軟な働き方として推進されているリモートワーク。自宅やコワーキングスペースなど、個人が働きやすい場所を選んで仕事をするスタイルです。多様な場所で働く人が増える中、リモートワーク中にとるべきセキュリティ対策を全社員が理解しているか、不安なシステム担当者もいるでしょう。情報漏えいなどのリスクから会社を守るためには、ひとりひとりに知識を浸透させることが重要です。そこで今回は、リモートワーク中に特に注意すべきセキュリティ上のリスクと、その対策についてお伝えします。暗号化されていない公衆Wi-Fiなど無防備なネットワークに接続するのは禁物です。通信環境を使って仕事をするときは、勤務先が指定するルーターやスマホのテザリングなど、安全なネットワークを使用しましょう。サイバー攻撃の仕掛けは、年々巧妙化。ウィルス感染による業務停止や、情報漏えいによる企業の信頼損失といった重大な事態につながるケースもあるので注意が必要です。サイバー攻撃から会社を守るために、次のような対策を進めましょう。サイバーセキュリティを強化するためには、ひとつの対策を行うのではなく、上記のような防御策を複数組み合わせることが必要です。パソコンや仕事で使うシステムへのログインIDやパスワードは、他人に知られないように管理しましょう。生年月日などの簡単なパスワードではなく、推測されにくい長く複雑なものにすることも大切です。また、複数のシステムのログインパスワードを共通にするのは、ひとつのIDとパスワードを知られてしまったときに被害が広がるため危険です。パスワードはシステムごとにそれぞれ違うものに設定しましょう。長時間労働をやめれば日本経済の道が開ける ―製造業の成功体験から脱する方法― 出口治明氏自宅やモバイル端末で仕事をするリモートワークは、オフィスを離れた働き方特有の危険があります。主なリスクは次のとおりです。さまざまなセキュリティ上の脅威から身を守るためには、テレワークをする社員はどんな対策を行うべきなのでしょうか。個人でできる防御策をまとめました。パソコンや資料の紛失・盗難による情報流出を防ぐ対策も欠かせません。紛失を防ぐため、端末や重要な書類は手元から常に離さないようにしましょう。また、万が一の事態に備えて、データやハードディスクの暗号化を行うことも有効です。職場と人を知り尽くした専門家に聞く(前編)生産性を上げるコミュニケーションのコツ/濱田秀彦氏『会議改善 詰め合わせ』を公開!選択と集中で質の高い会議にしようカフェなどで使用する公衆Wi-Fiの使用にもリスクが伴います。セキュリティ対策に不備があるWi-Fiや、正規の公衆Wi-Fiと似た名称のネットワーク名を使って接続を促す偽Wi-Fiスポットもあるので注意が必要です。安全性が確認できないWi-Fiへの接続は、通信情報の盗み見やウィルス感染などの事態を招きます。サイバー攻撃とは、情報や財産の奪取やサービス停止を招く事自体を目的としたインターネット上の犯罪です。警視庁によると、2018年1年間のサイバー犯罪の検挙件数は9040件。社員が自由に席を選べるフリーアドレス制やリモートワークが一般化して、社員が管理職の目の届かないところで仕事をするシーンが増える中で、サイバー攻撃への対策はさらに重要度を増しています。主なサイバー攻撃の種類は次のとおりです。在宅でテレワークを行うとき、個人が私物の端末を使用するケースもあります。ただ、会社が貸与するパソコンとは違い、個人の端末はセキュリティ対策が万全ではない場合も。家族が私物端末を使うときに、仕事のデータに触れて誤作動を起こしてしまうこともあり得ます。
とりあえず始めたリモートワーク、定着させるには? どの記事から読めばいい?〜リモートワーク導入手順をざっくり説明します。 地方自治体のテレワーク導入、現状は? 必要最低限はこの5つ!〜今すぐリモートワークを始めるために大切なこと 色々なictを使って、リモートワークで働き方改革!と言いながらも、それでも、外部からは紙で郵便物、社内便が回ってきますし、ロッカーに保管してある過去資料を参照しなければいけないケースもあります。 リモートワークで自分の時間が増えた. 実際にリモートワークを行ってみて、プラスな点はもちろん多くありますが課題も多くあると感じました。まずプラスの点は様々ありますが、1番メリットを感じたのがは通勤時間という概念がなくなった事です。 紙が阻害するリモートワーク. リモートワーク推進の阻害要因は、①情報基盤の未整備・脆弱さ、②セキュリティ確保のための制約、③紙・印鑑文化、④業務分担が不明確、⑤コミュニケーションの必要性、⑥リモートワークを想定しない勤務管理など多様である。 リモートワークに便利な小技 - iPadで何でもペーパーレスにする方法 iPhone基本の「き」 第390回 グループ通話も簡単! 対面で打ち合わせをして当たり前...といった感覚は、リモートワークによって変化してます。個人で紙を電子化する際にも、スマホでパチリと撮って、SMSなどで人に送るのが一般的ではないでしょうか。"AIでなくなる仕事"で言及した通り、世の中ですべてデジタル(atomからbitへ)になるはずがありません。対面の交流も無くならないし、相変わらずモノを作らなければいけない。リアルエコノミーの方が、未だに、遥かに巨大であることは間違いがありません。特に、アウトプットが物体である、印刷や製造のようなものではなく、情報加工業である当社にとっては、紙は製品ではなく、製品としての情報を載せる媒体(メディア)でしかない。きちんとやる事を決め、納期が決められている仕事であれば、事務所にいなくたって自宅で出来てしまうことは既に分かってしまいました。※1/2/3次産業がどこまで行ってもリアル経済なんじゃないでしょうか?※そもそも360映像や動画は、わざわざ加工しなければ紙に出力できませんむしろ豊富なデータや動画などを参照しながら、一人ひとりの話をきちんと聞けるリモート会議の方が、実はいいんじゃないか?Copyright © 2020 NAKASHA CREATIVE CORPORATION All Rights Reserved. "Googleの人と会っていないのになぜかGoogleのサービスに依存し、Amazonのセールスマンに使えと薦められたのでもないのに、相手も知らずに、誰が作ったのか知らない製品を買っている"いうまでもないことですが、これは、ネットワーク上に人間の活動が移ってきた2000年頃からの、不可逆な変化です。もし、そのことが言えるのなら、将来は"対面交渉代"とか"コンサルティング料"とか"成功報酬"とか"労働者管理費""クレーム処理代"とか金額を付けて、顧客に見積もり提示するのかもしれません。物理的な実体から、情報技術へ価値観が移っていくと、今でこそ"当たり前のことを"予言したわけですが。まさにコンピュータの仮想化も写真のデジタル化もコミュニケーションのデジタル化も、物体や人間が目の前にいることを前提にした価値観ではなくなっているわけです。②は難しいですね。印刷関連の仕事、色の違いが出る仕事、大型図面への出力。当社の中でも、こういった仕事をしている部門では、なかなかリモートワークできない事情も理解できます。そのヒントは、今、新型コロナ下で、デジタル化もリモートワークもできずに、人のために働いている業態や職種の人の中にあると思います。①は簡単です。電子データでも、マルチディスプレイや横長のディスプレイで並べられます。単純に解像度とワークエリアの面積の話です、図面の新旧を比較したり、誰かへの作業指示のために紙に出力して、付箋で...なんていうこともやっていそうです。これも図面データへのコメントやワークフロー機能が使えそうですね。人は直接会うことによって、購買動機になったり、信頼感を勝手に感じたり、一緒に生きている感じがあるだけだとしたら...そんなものは、お金に交換される価値を作っているといえるのでしょうか?あなたや、あなたの会社から、ユーザがサービスを受けようと思うのは何故ですか?本当にあなたやあなたの会社から買いたいと思っているのでしょうか?もっとうまく、安くやる他のプレイヤーが出てきたら、そちらでも良いのではないでしょうか?幸い私の部門であるR&Dセンターでは、毎日の仕事は、ほぼ紙不要で運営出来ていますが、それでも紙を使いたいというのは...話がずれましたが、紙があるからリモートワークできないのではなく、そもそも紙にしているのはなぜですか?と問うたつもりです。新型コロナウイルスとリモートワークの話から始まって、今回は紙がリモートワークを阻害している?という問題が、実は、従来からのatomからbitへという"Being Digital"の話であったという与太話へ展開。しかし、電子化は過渡的な現象に過ぎないと思うのです。紙があるから電子化しなければいけないだけで、載せるのが情報である以上、情報が通信やコンピュータで行き来するご時世に、アナクロでしかありませんし、斜陽になっていくことは必然です。...というのも、企業間、企業と公共団体のやり取りがDX化していくのは必至で、いずれ紙であることを存在証明とする仕事は、電子化の波にさらわれることになるからです。 リモートワークに向いている業務一覧 データ入力・整理・分析 紙ベースのデータをパソコンに入力するベタ打ちという作業や、EXCELなどを使ってデータを整理したり、分析したりする作業はオフィスでなくともできます。 リモートワークでは業務形態の性質上、書類や資料などを紙でやり取りすることが非常に困難となります。 例えば、書類が紙でなければいけないという規定があった場合、わざわざ印刷し郵送する手間と時間がかかってしまうのです。 リモートワークは、パソコンや紙資料、usbメモリなどを持ち歩く必要があるため、重要なデータの紛失や、盗難のリスクがあります。日本ネットワークセキュリティ協会が集計した報告書によると、情報漏えいの原因の26.2%が紛失・置忘れ。 また、非常に混雑する路線で通勤していたため、通勤時間及び体力をそこに取られなくなったのも良い点です。満員電車に乗るストレスも軽減されました。通勤時間に割いていた分を家事に振り向けることもできるようになり、それもメリットだと感じています。押印の際には決裁権者の出社予定にスケジュールを合わさざるを得ず、急な予定変更を強いられる場面もあるため、その点には不満を感じています。しかし、コロナウィルスが流行し始めた段階で、社長の決定により全従業員にリモートワークが推奨されることになりました。私の場合、一人で集中して行った方が効率の良い業務が多いため、リモートワークにより非常に効率が上がりました。個人的には、オフィス勤務の日数を減らすために、紙媒体の請求書等をまとめてデータ化しておく、あらかじめミーティング日を決めておく、簡単な相談事はビデオチャットで対応する等の対策を取っています。またリモートワークでは勤務時間の管理がしにくくなるため、勤怠を自動で記録できるシステムの導入や部署内でのタスク管理を小まめに行う等、サービス残業が増えない方策も必要だと考えています。以前からリモートワークを採用している友人の会社では、リモートワーク専用のシンクライアントを貸与することで、外部への情報漏洩を防ぐ仕組みを整えています。また、紙で届く書類の確認や役所対応、押印、ミーティング等のために週に数日はオフィスに行く必要があります。ただし上場企業ではないこともあり、従業員に対する機密が多いため、特段のセキュリティ対策を行っていないのが現状で、情報漏洩に対する危機感を持っています。小さな企業で人事関連の情報を扱うにあたり、人件費等の従業員につぶさに見せられない情報を扱っていたため、もともとバックオフィス担当のみ月に数日のリモートワーク導入が検討されていました。PCを落としてしまう等のリスクを考えると、企業体としては外部に対する情報漏洩の対策を拡充すべきだと考えています。弊社の場合、営業やカスタマーサポート部署はリモートワークを使いづらいため、部署ごとのコンフリクトを起こさない仕組みづくりが重要であると考えています。その課題は弊社でも解決策を模索している段階ですが、システム投資が行える企業は、例えば取引先企業ともWeb会議を行えるインフラを整える等の方策を取ることで、営業担当者もリモートワークを利用しやすくすることが肝要だと考えています。全体的には、リモートワークが取り入れられたことは非常に良かったと感じており、コロナウィルス終息後もリモートワーク制度が残ることを期待しています。今後、特に紙での請求書発行が減ることで、リモートワークがやりやすくなり、かつペーパーレス化が進むことにより環境にも良いと考えています。行政もこれを機にオンライン対応をより拡充してくれることを期待しています。それにより業務を整理する習慣もつき、メリハリをつけて業務を進められるようになりました。バックオフィスや経理は、紙で届く請求書や役所への手続きのために出社せざるを得ない日もあるため、その点に不便を感じています。その不公平感が不満につながり、社内での人間関係に響かないか懸念を持っています。業務効率は人によるとは思いますが、個人的には音楽やラジオを聴きながら作業をすることで、眠気や疲れを感じにくく、またオフィスにいる時より業務を中断されることに伴う煩わしさやストレスも減ったと感じています。